2014年6月29日日曜日

その1の2:YAMAHA Mobile Music Sequencerで昔QY70で作った曲をリメイクしてみた!

はい、ヒの字です。

さぁ、たいへん驚きましたってことで、その1の1では曲作りにYAMAHA Mobile Music Sequencer(以下MMS)を選らんだところまでお話しましたが、今回はいよいよ実際に作った中でのポイント的なことをつらつらと書いていこうかと思います。

前回も触れましたが、QYに出来てMMSに出来ないこともあるんですが、そのまた逆もあってQY時代には絶対に出来なかったことがMMSにできちゃうことあるんです。ただ、今回はとにかくシンプルに1曲を完成させようぜ!ってことなので、ね。

まず簡単に説明すると、MMSは各パートのVoice(音色)を決めて、それぞれのフレーズを豊富なプリセットから選んだり、あるいはオリジナルのフレーズを作り、それを1つのセクションとしてまとめて、最終的には複数のセクション作ってをソングとして完成させるという流れになると思います。そう信じています。

でもなんだろ、どっちかというとわりかし今風のループを重ねていって、それを変化させながら、曲を完成させていくスタイルに近いというか、実は使いようによっちゃあ即興的にライブとかでも使う気になれば使えるような気がするようにも思えるんですね。

でも、今回は所謂Aメロ、Bメロ、サビ、間奏...みたいなオールドファッション・スタイルを貫きましたっ!つーか、俺がそーゆーのしかできませんっ!たぶん。

ま、とりあえず出来上がった曲を聴いちゃいましょう!



さぁ、どうです。テン年代サウンド!(ますますよく分からないw)
90年代に作ったオリジナルとQY70で作ったバージョンのミックスみたいな感じにしたんすけどね。

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おーらぃ!じゃ本題。

今回の制作過程のポイント~。

1.ハイハットに強弱をつけてみた。
2.小節の長さを微調整できなかったので、テンポを倍にして対応した。
3.ソング内でもピアノロールでフレーズに変化を加えた。

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1.ハイハットに強弱をつけてみた。

これはフレーズを作るところで、もちろんリアルタイムで鍵盤を弾きながら録音もできるんですが、なんせiPhoneだと小さくてなかなか上手くいかないので、面倒でもピアノロールでシキシキ打ち込んだところが殆どだったかな。もちろんリアルタイムの方がラクチン。あとからクオンタイズで揃えるもできるしね~。

でね、ハイハットがチチチチチチチチって一本調子なのが、時々耳障りにになってしまうので、これをなんとかしてチスチスチスチスにしたい。そこで便利なのがコレ!

ピアノロール画面の左下にVIEWってボタンがあって、それを押すと上の画面になります。ここでNoteの真下にあるVelocityを押して、真ん中あたりの鉛筆マークを押すと。すると...
(この画像はで、すでにチスチスにしてあるので、チスのスの部分が色が薄くなってますね)
こんな画面になって、あとはアータ。好きなようにVelocity(音の強弱)を書いていけば、ホラ!すぐにチスチスチスチスに早変わり!もちろんVelocity以外にもPitchBendなども、こんな風に書き込めちゃうから表現豊かなサウンドを作れちゃうってワケです。凄いぜ!







2.小節の長さを微調整できなかったので、テンポを倍にして対応した。

ほいで、こんな感じでドラムの最初のフレーズを作っている時に、気付いちゃったんですわ。
フレーズの長さの微調整が出来ない!Lengthを4.5とかに変えられない!
コレね。QY70ん時には後からソングを作る過程で出来たんですが、俺が知る限りMMSでは出来ないってことに気付いてガビーン!となったんです。しかーし!そこは臨機応変に対応しちゃうんですがね。
フレーズのLengthを9に変えて、テンポを倍にしてやりゃいーってだけの話です。
いつもそんな風にやっていきましょうよ。ね。フツーかw つーか伝わってます?コレ。


3.ソング内でもピアノロールでフレーズに変化を加えた。

そんなこんなでフレーズ作って、セクションにまとめて、ソングにまとめた後で、あ~、ここんとこ少し変化が欲しいなぁって思った時、変えられちゃうのがMMS。ソング画面には自分が作ったフレーズがズラズラっと並んでいるので、変えたいフレーズをタッチすればピアノロールが出てきます。なんならフレーズの長さも変えてちょこっとオカズを付け足すこともできちゃう。あるいは、セクションの中の、このフレーズはいらん!ってのもワンタッチでDeleteを選択すればヨシ!

画像は最後のサビ部分のソング画面。ボーカルとドラムだけになるパートでは、一旦サビのセクションを並べてから、他のフレーズを削除して、途中から入ってくるベースを、ソング画面上で書き加えました。

ここで、2で話した1フレーズの長さを微調整できるのでは!と思ったんですが、フレーズごとでしか長さを変えられない模様。残念!今後できるようになるといいなぁ。つーか今も実はできるのん?


とまぁ、そんな風にして出来上がったのが今回のElePop#4_2014です。

今回は実に2ヶ月ほどブランクを開けてしまっていたのですが、SouundcloudにアップしてAdd to GroupにあちこちAddしておいたら、イギリスのPalm Sounds様は俺のことを憶えていてくださった!早速、先日サイトにポスティングされていて、ヒデキ感激だったのです。コチラでどうぞ


MMSのスペシャルな機能は使えてないけれども、とりあえず曲は完成できますよ、ってことで、その1は終わり。また機会があれば、ちゃんとした使い方でMMSを紹介できればと思います。

それでは、まったね~!

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*私ヒの字は音楽制作や翻訳(音楽関係)のお仕事をしています。
  制作した音楽やお仕事の詳細は下のリンクからご覧いただけます。

  → ヒの字 (Hideki Inoue) Homepage



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その1の1:YAMAHA Mobile Music Sequencerで昔QY70で作った曲をリメイクしてみた!

はい、ヒの字です。

さあ、いきなり始めますよ。

リリース当時、YAMAHAのシーケンサーQYシリーズのiOSバージョンが出たぞー!とあちらこちらで言われていたMobile Music Sequencer(以下MMS)で、昔QY70で作った曲を作ってしまおうって話です。

確かに根本的なところはQYによく似ています。ただ、QYで出来た細かいところがMMSでは出来ないという指摘もあちらこちらで聞いたりもするんだけど、俺はそこまで繊細な曲作りはしないしー、できなかったら、MMSで出来る範囲に編曲しちゃえばいいじゃんよって話ですw 

で、本題の前にちょっと前置き(ちょっと長いよ)。

時は90年代後半、突然なにを思ったか、勝手に大学を1週間休んで寮にこもり、ルームメイトが持っていたCasio ToneBank MA120やら、自分のBoss Dr.Rhythm550mkIIと、中古楽器屋でやたら安く手に入れたConcertmate MG1(アナログシンセ)とBaldwin DiscoVerer(オルガン)でもって、ElePopシリーズというエレクトロ・ポップを何曲がつくって、カセットMTRで録音してたんですね。

ほいで、2000年代に突入し、出張ばかりしていたリーマン時代に、YAMAHAのQY70というシーケンサーでもって、仕事終わってからホテルでシキシキと打ち込みをしていた中で、ElePopの1曲をリメイクしようぜっつんで、やってみたのがコレ↓です。


どうです?なかなかのゼロ年代 サウンドでしょ?よく分からないけどw

それから10年以上経って、QYのiOSバージョンが出たぞー!(誰が言ってたんだか・・・w)ってなことで、即効ポチって、in-app purchaseで全部の音源も手に入れて、その後にQYん時のフレーズプリセットもin-appで出たっつんで、それもポチっとして、まぁコレが全然使ってなかったんですわw

ほいでね。この春休み明け(もちろん自分設定の春休み)に、リメイクのリメイクってことで、QY70で作った曲を、MMSでやって見ようジャンバルジャンってことになったワケです。しかもiPhoneで!その名もElePop#4_2014です。

既に、ここまで長くなっているので、一回休むか。お互いに。な。
久しぶりのブログで要領よくないです。スミマスン。

おげ。次回は制作過程においてのポイントなどをまとめます。

それでは Later...

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はじめに

こんにちは。

音楽屋さんで翻訳屋さんのヒの字です。
音楽制作や翻訳(音楽関係)のお仕事をしています。

このブログは、iOSアプリやPCのDAWによる音楽/動画制作の話、持っている音楽機材の話、音楽やアート全般の話、普段のお仕事や生活の話、一緒に住んでいる家族(猫を含む)などなど、‘好き勝手’な内容となっておりますので、予めご了承いただければと思います。

今ではすっかりバンド活動とかはやってないもので、そんな中、テクノロジーはどんどん進化しており、気付いたら音楽などを作る時、しか使っていないなと、そんな風に思いまして。そんなことで、All You Need Is Fingersというブログタイトルにさせて頂いたワケです。

iOSアプリの正しい使い方を説明されていたりとか、音楽やアートを専門的にやってらっしゃる方々のブログとは、ちと異なるかと思いますが、なにか共感して頂けたら嬉しく思います。
とにかく、テーマは For FUNです。


どうぞ宜しくお願い致します。


ヒの字


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2014年6月8日日曜日

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ただいま支度中につき、いましばらくお待ち下さい・・・。
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