今年の6月からのんびり続けているOtonoDiaryですが、この3か月で思うことがありまして、OtoNotebook: Sound Doodlesと改名してリニューアルすることにしました。
(*書きかけですが公開しています。ゆっくり完成させますね。)
とりあえずリニューアル後の第一弾がコチラです。
リニューアルの背景
5月に始めた『即興演奏とそのランダム化』のシリーズからOtonoDiaryを続けてきた流れで、より柔軟さを持てるようになったというか、より開放されたかたちで向き合えるように思えたのがきっかけです。
「Diary」という言葉には、どうしても日記や日記帳というある種「形式」のようなイメージがあったので、それを「Notebook」にすることで、より開けた「音の落書き」にできる気がしました。
サウンド的には、これまでの「音を鳴らす」ところから「未完成・不完全な音楽」の範囲で、なにかこうあるべきと決めずに、今まで以上に自由に音を鳴らせたらと思っています。
それで、音の実験シリーズ(2024年春)からOtonoDiaryまでをひとまとめにしたとき、リニューアルしたOtoNotobook: Sound Doodlesで何か変化/進化してゆくのかというと、そうではありません。
自分が今まで鳴らしてきた音との関わりをさらに深く掘り下げる「深化」の記録となって、これまでの音とこれから鳴らしていく音が地続きになっていくんだと思います。
OtoNotobook: Sound Doodlesがめざすもの
以前にもSNSなどで少し触れていて、「パンクロックなニューエイジ・ミュージックだと思っていただければ...」なんてことも言っていました。でも、根底にあるのはもっと曖昧なものなのかもしれません。それは、たとえば...
季節外れの風鈴のような音
このイメージは、実際の経験からきています。
学生時代の話なのですが、冬のある日、ハウスメイトが裏のポーチに吊るしていたウインドチャイムが冷たい風に揺られて不規則に音を鳴らしていていました。
普段は誰かしらが音楽を流していたり、楽器を演奏していたりする家だったのですが、その時だけは、ウインドチャイムだけが鳴っていて...。それがすこぶる心地よかったんですよね。
今でもふとした時にその記憶がよみがえることがあります。
日本だと風鈴といえば夏のものですが、たとえば片付け忘れていた風鈴が、秋や冬になってからも風に揺られていることもあるんだろうなと。そして、その音を聞きながら少し前の季節や出来事を思い出したりして...。
つまり、音楽なりきらない音。予想していなかったのに、ふと心に響いて、今という時間を少しだけ忘れさせてくれるような音。たぶん、それに近いものをOtoNotobook: Sound Doodlesで共有できればいいなと思っています。
つづく。
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余談になりますが、OtoNotebookって略した時に「音ノート(おとのーと)」とかになるかと思うのですが、Noteという英単語には音符や音という意味があるので、音の響き的に「猫キャット」や「犬ドッグ」みたいになるのもなんか好きだったりします。音ノート...ふふ。
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