2015年3月4日水曜日

KISS来日2015(東京ドーム公演終了):ももクロ vs KISS は モノノフ vs KISS ARMY だった!

はい、ヒの字です。

You wanted the Best
You got the Best
The Hottest Band...
キ~ぃっス! うわ~ん!

って、なんだか知らないけど、ライブのオープニングから涙が出てきちゃいまして、もう大変でしたよホント。今回の来日、東京公演はすごーく待たされた感じがしちゃいましてね、だからなんですかねぇ、離ればなれの家族、感動の再会くらい泣いてしまいましたよ。あー恥ずかしい。いい歳したオッサンなのにねぇ。まいったまいったw


というワケで終わってしまいましたね~、2015年のキッス来日公演。今回は2013年の時に持って来たスパイダー・ステージではなく、ステージ両脇、バック、そして天井にも映像を映し出す、バカでかいスクリーンが設置されたステージでした(レーザー光線も凄かった!)。スタジアム・クラスの大きい会場でも、全てのオーディエンスに近く感じて欲しいということらしいですね。もちろんジーンの火吹きと、血吐きからの空中浮遊、トミーのギターヘッドから花火が飛び出るソロ・コーナー、 エリックのせり上がるドラムセット、ポールのサブステージへのターザン移動とギター破壊(東京ではボディもぶっ壊れたし!)、客席でもその熱を感じることができるパイロ、ステージが見えなくなってしまうほどの紙吹雪、そして往年の名曲から新曲までを網羅したセットリストと、お馴染みのド派手で楽しいロックショウでした。

ただ、今回の東京ドーム公演では、お馴染みではないこともありましたね。そう、ももいろクローバーZの“特別参戦”です。ももクロとキッスのコラボの是非やら諸々については、以前にも話しているので、今回は省略しますが、とにかく昨夜の東京ドームはすごく面白いことになっていました。つまり、このコラボが「ももクロ vs KISS」ということで、会場が「モノノフ vs KISS ARMY」だったということです。

実のところ、当日になるまでけっこう不安というか心配というか、そんな気持ちがあったんですよね。ロックファンとアイドルファンが同じ会場にいたら、何かにつけて対立してしまうのではないか?みたいなね。ところがどっこい、モノノフの皆さんとキッスのファンが一緒に写真撮影していたり、ライブ中もキッスの曲に合わせてサイリウムを降っていたり(これがキレイだったんだ)していたんです。良い意味でカオスでしたw フレンドリーなカオスだったというねw 

それでも「モノノフ vs KISS ARMY」だと私が言っているのは何なのか。これはもちろん良い意味なんですが、vsというのはversusという英語で○○対△△の「対」という意味ですが、その他に「対比」や「比較」という意味があります。で、モノノフとKISS ARMYを「比較」した時に辿り着いたのが、お互いの共通点だったワケです。その大きな共通点のひとつが、服装ですね。モノノフもKISS ARMYも、ライブ会場に着て行く服には、かなり気合いが入っています。モノノフの皆さんは惜しメンのカラーに染まった服装だし、KISS ARMYはキッスのTシャツはもちろん、キッスのメイクアップをしている人や、キッスになっちゃいっている(メイクとコスチュームをしている)人もいますからね。

これは百聞は一見にしかずなんですが、今回はほぼ写真を撮っていないので説得力に欠けちゃうんですけどねw とにかく、お互いにそんな出で立ちで自分のテンションを上げて、尚かつ会場も敷地内レベルで盛り上がるという共通点があるんですよね。モノノフの中には推しカラーの服装の上に、キッスのメイクをしている人たちも多くいましたんですがw、まぁ大体どちらのファンかが分かる会場の中で、これは興味深いなと思った別の共通点もありました。

それは、年齢層です。もちろんキッスは40年もやっているので、その内容は違うのかと思いますが、いずれのファンも、年齢層の幅が広かったということです。キッスのファンに若い子たちがいるのは理解できるんだけど、ももクロのファンにけっこう年配の方々がいらしたことに気付いたんですよ。これは、とても面白いと思ったのと同時に、ももクロも幅広い年齢層から支持されているんだと、改めてももクロの魅力に興味を持ちました。これはなんなんでしょうね。実際、平均年齢60歳であるキッスのメンバーも、ももクロが出てくるとニッコニコじゃないですか。この辺り、すごく気になるところです。誰か、教えて欲しい!

そんなことで、昨夜の会場は、若者からジジババ(失礼!私もジジだしw)による「仮装合戦」で大盛り上がりだったワケですw あと、これは昨夜のライブを観ていないと分からないことなんですが、アンコール前にスクリーンにはキッスとももクロのロゴが交互に繰り返し映し出され、それぞれのロゴにファンが声をあげるという「対決」もありましたよね!アレは楽しかった!

そして、アンコール1曲目「夢の浮世に咲いてみな」が始まった途端、それまでよりもサイリウムの数が増えて、客席もカラフルで凄かったです。ステージではパキパキ踊り歌うももクロのメンバー。やはり輝くものがありましたね。最後のロックンロール・オールナイトも、モノノフとKISS ARMYが一体になって盛り上がったし、やはり基本はキッスのコンサートなので、ももクロのメンバーはちゃんと邪魔にならないところ(言い方が乱暴でゴメン!)にいたのも良かったし、モノノフの皆さんにはもの足りなかったのかも知れないけど、結果的にはすごく良かったし、すごく楽しかったですよね。

だから言いたい。モノノフの皆さん、一緒に盛り上がってくれてホントにありがとう!MUCH RESPECT!! そして、お疲れ様!

ちなみに、自分のツイッターでもツイートしているんですが、『WOWOWぷらすと』という番組でキッス特番がありまして、その中でマキタスポーツさんがキッスとももクロの共通点を、プロレスをキーワードにして話していたのが興味深かったです。なるほどな~、と。

そんなことで、キッスの来日公演が終わってしまった今、オジサンはすっかり燃え尽きてしまいましたよw ということで...

それでは、See You~

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