2015年7月26日日曜日

2015年の夏はKero Kero BonitoとWeavesで決まり!

はい、ヒの字です。

なんかやっぱりApple Musicは、新しいバンドとか教えてもらえるので良いです。iPhoneでツイッターとかチェックするついでに、ミュージック・アプリを開けば、プレイリストなどで懐かしい曲(忘れてしまっていた曲も含め)を聴くことができるし、新曲情報もゲットできちゃう。

しかしまぁ、やっぱりストリーミングだと環境によってはプレイをタップしてから時間差があったり、クラウドに置いてあるというのがどうも「自分のもの」って感じがしないので、モノで欲しいって気持ちに駆られてしまいますね。(これは私世代の考え方なのかも知れないですがw)

その一方で、自分でも新しい音楽を発掘したい欲が増してしまったりして、インターネッツで色々と調べちゃったりしちゃったりしちゃっております。

そんなこんなで、ちょっとここ数日間で良いサウンドに出会ってしまいましたよ!とりあえずは2バンド。1つはバンドといって良いのか分からないですけどね。ユニットっつーんですかね?ま、この2組の曲はどちらも、この茹だるように暑い今年の夏のヘヴィローテーションになってしまいそうです。では、ソレ行ってみよう!

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まずは、Weavesの「Tick」

Apple Musicのキュレーター・プレイリストで、NMEの『Essential New Music - NME Recommends』というプレイリストを見つけまして、どんなもんだべ?と思ってプレイしたら、1曲目に流れたのがWeavesの「Tick」という曲。イントロからしてやられてしまいましたよ、私は。とりあえず聴いちゃって下さいよ。ほいっ。


どうです?すんげ~車で遠出したくなっちゃいません?私だけ?w また、90年代インディーミュージックを聴き込んだ私からすると、その頃のThe Flaming LipsやBuilt To Spill、それからPavementやPixiesなどにある、ユルい力強さ(何だソレ?w)がドツボなんですよね。

Weavesのことをちょいと調べたんですが、まだ若いバンドらしく、ちゃんとまとまった情報があまりないんですね。ただ、Facebookのバンドページを見ると2013年から活動を始めているみたいで、所属レーベルBuzz RecordsのアーティストバイオやNMEなどのサイト記事を読んでみると、なかなか面白い経歴でしたので、カンタンにまとめましょうかね。

Weavesはトロント出身の4ピースバンドで、中心となるのが女性シンガーJasmyn BurkeとギタリストのMorgan Waters。JasmynはWeavesの前にYeah Yeah YeahsにインスパイアされたRattailというバズ・バンドにいて、その後はトロント市内のニッチ・アート・シーンに足を踏み入れたと。その一方で、ギタリストのMorganは子供向けTVのプレゼンターをやっていたとのこと。なんだソレwww

で、2014年の4月にセルフタイトルEPをリリースすると、ローリングストーン誌に「注目すべきバンド」と評され、同年のCMJで「絶対に観るべきバンド」としてNMEやThe Guardianが取り上げたようですね。その後もシングルをポツポツ出しているようですが、今年の夏はたくさんのフェスティバルに出演するようです。これから、どんどん知名度を上げていくんじゃないかな~と思います。

では、もうひとつ。私が個人的に気に入ってしまったビデオを紹介しますね。こういう「間」とかセンスとかがたまらなく好きっ!ジャスミン、かわいい!


続きまして、Kero Kero Bonitoの「Picture This」

なんとなくエレクトロ・ミュージックの派生ジャンルを調べていたら、Kero Kero Bonitoというバンド名があって、ケロケロケロッピ世代の私はとりあえず反応してしまい、このバンド名で検索して、とりあえずはSoundcloudだべっつってトップにあったのが、この「Picture This」。

目がそんなに良くない私には、画像の女の子が上原多香子に見えてしまい、「ん?」と思いつつも再生したらコレですよ。なんだか分からないけどメロディーラインと発声が日本人っぽいなと思ってたら、英語で歌っていたのに、いきなり日本語でラップしてくるじゃないですか!楽曲の良さもあるワケですが、日本語ってきたら親近感が倍増しますわなw

で、しかも、このラップのなんとも言えない脱力感。少し前でいうなら、HALCALIみたいな印象も受けたし、もっと言うなら、スネークマンショーの「ヒア・ウィー・ゴー エヴリボディ カモン ロックンロール」の譜割りというかフレージングというかグルーヴ感なワケですよ。(HALCALIについては、Cookie Sceneとのインタビューで好きなアルバムとしてSarah自身がHALCALIのアルバムをピックアップしていました。なるほど納得!)

ほいでね、調べてみたら、やっぱりボーカルの女の子Sarah Midori Perryは、日英ハーフでヴィジュアル・アーティストなんですと。彼女のTumblrページでアート作品が見れますよ(コチラ)。ピンクを基調としたすごく今風ポップさがありますね。個人的にはトイレットペーパー・ドローイングが好きです。

で、このユニットとしては音楽を作っているのがGus LobbanとJamie Bulledの2人。色々集めた情報によると、この2人は南ロンドンで生まれ育った幼なじみで、J-POP、ダンスホール、ビデオゲーム・ミュージックにインスパイアされたユニットを一緒に立ち上げるにあたり、日本語と英語で歌える人をインターネッツの掲示板で募集して、それに応じたのがSarahなんですと。ほいで、2014年8月にデビューアルバム『Intro Bonito』をリリースと。今年のSXSWにも出ているみたいですね。

ほいで、更に興味深いのはGusのサイドプロジェクト。彼はKane WestやAugustusという名義でも活動しており、特にAugustusの方ではPerfumeの「Wonder 2」をカバーしているんですよね。聴いてみたけど、この選曲のセンスに心打たれちゃいましたよ(私も「Wonder 2」が大好きなのでw)。

じゃ、Kero Kero Bonitoでもう1曲。



まとめます

いずれもユルいですw でも、このユルさがクセになるんですよね。今年の夏はクッソ暑いから、ゆるゆるで乗り越えていけばいいじゃない?ってな感じです。はい、まとまっていませんw

それでは See You !

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2015年7月23日木曜日

風間三姉妹のコンサートに行ってきた!(若いだけがアイドルじゃないんだな)

はい、ヒの字です。

いや~。まさかの人生初アイドル・コンサートでしたよ。アイドルとはいっても風間三姉妹なんですけどね。今の若い人たちにとっては、何のこっちゃって話でしょうけど、アラフォー世代の人たちはすぐに『スケバン刑事』というキーワードが浮かぶはず。

『スケバン刑事』は、和田慎二先生のマンガ作品で、80年代にTVドラマ化され、そのシリーズ3作目となる『スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇』の主役が唯、由真、結花の風間三姉妹。それぞれ浅香唯、中村由真、大西結花が演じ、主題歌や挿入歌を歌い、ドラマ放送時には『スケバン刑事フェスティバル 唯・由真・結花 IN つま恋』というコンサートまで開催されたり、放送後には映画化もされたりと、ちょっとした社会現象になったようですね(奥さんからいろいろ教えてもらったw)。

私も当時、ドラマは初代、二代目と観ていて、特に二代目は個人的に大好きで(南野陽子のファンでしたからねw)、映画も観たし、ヨーヨーも買って改造したりとかなりハマったものですw で、三代目はというと、確かに観てはいたのですが、部活で観られなかったりしたこともあったし、映画は観ていないんですよね。

一方で、私の奥さんは浅香唯の大ファンで、当時はアルバムを買ったり、写真集を買ったり、もちろん映画も両方観ていたことようです。数年前だかに、2人で当時の話で盛り上がり、DVDを借りて前作観たりしたのですが、今年の春だったか、奥さんから「実は相談が…」と。(ちなみに彼女は原作漫画の大ファンでもありますw)

その相談ってのが、今回の風間三姉妹のコンサートだったワケです。一緒に行ってくれるかと。キャパ550人のこぢんまりとしたヤクルトホールだし、近くで3人を観られる機会なんてなかなかないぞと思ったので即オーケーしたんですね。ってなことで、われわれ夫婦は最終公演となる7月20日夜の部に行ってきたので、個人的な感想などを書いていこうと思いますよ。(毎度のことながら前置き長いよね~w)

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飽きさせない構成

会場の照明が落とされ、ステージのスクリーンに当時の映像が映し出された後に幕が開き、あちこちのニュースで報じられていた「セーラー服」で3人が登場し、風間三姉妹名義でリリースされたドラマ主題歌『Rememeber』が1曲目。

その後は、結花姉ちゃん、由真姉ちゃん、唯の順番で、ドラマ挿入歌のソロ楽曲を、その次にそれぞれのソロ楽曲を入れ替わりで歌い、映像タイムを挟んでから、それぞれの曲を3人で歌うという企画コーナー。そして、今回のコンサートのため、またファンの為に作られた新曲「Anniversary」を披露して本編は終了。アンコールでは、会場でも売られていたTシャツを着た3人がステージに戻り、号泣しながら最後の挨拶、そして最後に「Remember」を再び歌いコンサートそのものは終了。その後も鳴り止まない拍手に応えるように、3人がマイクを持たずに再びステージに戻り、「ありがとー!」と大声で言って本当におしまいとなりました。(記憶が曖昧なのですが、大体こんな感じでしたw)

ぶっちゃけ私は知らない曲もあり、少し心配だったので、事前に奥さんと予習復習をしておいたのもあったワケですが、3人が入れ替わり立ち替わりでソロ楽曲を歌ったり、企画モノがあったりという展開があったので、全く飽きることなく、2時間があっという間でした。 


個人的には「セシル」に感動

それぞれのソロ楽曲コーナーで、浅香唯の2曲目は「C-Girl」なんだろうなと思っていたんですが、本人からの曲紹介は「セシル」。これを聞いた時、私は思わず「お~!」と言ってしまいました。

というのも、高校時代の友人でなかなか変声期がこないヤツがいるんですが、むかし私が通っていた高校と部活が『元気がでるテレビ』に出ることになった時、ロケ収録時にそいつが突然「セシル」を歌い始めたんですね(ちゃんとオンエアされました)w そんな思い出もあったりしたので、今回「セシル」をライブで聴くことができたことは、個人的にとても感慨深かったワケです。

ちなみに「C-Girl」は、ソロ楽曲を3人で歌う企画コーナーで歌われたのですが、その時に結花姉ちゃんと由真姉ちゃんで唯の歌マネをして会場が爆笑の渦にw 特に結花姉ちゃんがやたらと上手くて私は腹を抱えて笑ってしまいました。ま、結花姉ちゃんはもともと歌が上手い人なんですよね。


爆笑MCと3人のキャラ

3人で今回のコンサートについての諸々や、ドラマ放送当時の裏話などなど、ちょっとしたトークがあったのですが、これが曲と同じくらい盛り上がりました。

結花姉ちゃんは「セーラー服」のことを「世間では色々と言われていますが」と自虐的なコメントをしたり、少々お太りになられた件を「この年齢では普通」と言い、他の2人がおかしいことを主張w 最後の挨拶でも、号泣しながら「ティッシュ~」だの「鏡~」だの言って会場を沸かせていました。でも、当時と変わらない声の張りと歌唱力は素晴らしかったです。

由真姉ちゃんは割といじられキャラで、トークの時は中央に寄るという話があったにもかかわらず、歌っている場所から動かず、他の2人から少し離れたところにいたりという、サバサバしているんだか天然なんだかのマイペースな感じw また、観客をのせるのが上手かったですね。それからスタイルが良いっ!

唯はバックバンドのドラマーがご主人だったこともあり、観客からご主人へのコールがけっこうあったりして、「え?こっち飛び越えて、そっち行っちゃう?」みたいなシーンや、先述の歌い方をマネされちゃうというシーンもありましたが、やはり当時はトップアイドルのひとりだったワケで、歌う時にはアイドル特有のキラキラ感がありました。

また、最後の「Remember」では、意外にも唯が泣いてしまって歌い出しを歌えなかった時、2人の姉がフォローするように唯パートを歌っていたのが微笑ましかったし、いつも以上に本当の姉妹のようでしたね。


まとめます

自分でも人生初となるアイドル・コンサートが、こういう懐古趣味的な内容のものになったワケですが、笑いと涙とあたたかさに溢れる、あっという間の2時間でした。すっげー汚い言葉で言っちゃいますけど、白髪やハゲ頭、デブが多かったり、加齢臭やら歯槽膿漏のニオイが漂う会場ではあったワケですw それでもステージに立っている風間三姉妹は輝いていたし、それを観ている初老のオーディエンスも少年少女だった頃のような笑顔になっていたのを目撃し、なんかグッとくるものがありましたね。

また、今のアイドルとは異なる落ち着いた歌声と、80年代サウンドの楽曲を改めていいなあと思ったりもしました。とりあえず、このコンサート後、80年代アイドル曲を聞きまくっているし、iPhoneミュージック・アプリには、このコンサートで購入したCDと奥さんが持っているCDで「風間三姉妹」のプレイリストを作っちゃいましたよw
購入したCD 2枚:ジャケは当時と今のお三方

まぁ、若い人たちにしてみれば、こんなバカバカしいことはないと思ったりするんでしょう。でも誰しもが歳を取り、ジジババになっていくワケです。ただ、老いていくことで知る楽しみというのもあるんですね。これは、その時にならないと分からないものだと思います。早くジジイになりて~と思っていた私でしたが、コレには正直おどろきましたねw

それにね、今の風間三姉妹は、そこらへんのブサイクな若者よりも全然イケていますw それはやはり今でも3人がアイドルだからなんだなぁ、そして若いだけがアイドルじゃないんだなぁと思った今回のコンサートでした。このコンサートに誘ってくれた奥さんに改めて感謝!

さてさて、お次は再結成レベッカのコンサートが控えています。この夏は80年代サマーの我が家なのでした~w

それでは、See You !

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*私ヒの字は音楽制作や翻訳(音楽関係)のお仕事をしています。
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2015年7月18日土曜日

Wilcoがニューアルバム『Star Wars』を無料配布:その感想は「宇宙!」www

はい、ヒの字です。

今朝ツイッターをホンゲ~と眺めていたら、Wilcoがニューアルバムを期間限定で無料配布しているという情報が飛び込んできたので、公式ホームページで即行ゲッツしたんですよ!もうね、前フリ無しの無料配布に「え?」って思ったし、『Star Wars』ってタイトルに「はい!?」って声に出して言っちゃったし、しまいにゃアルバム・カバーの猫に「ぶははっ!」って吹き出しちゃいましたw

だってコレなんですもん。

どっかの百貨店の特設会場でやっている絵画市で売っているような、「誰が買うんだよ、コレ?」っていう、なんとも言えないキッチュな猫ジャケ。ここまでやってくれるならLPで欲しいじゃんwww というか、これを見たときの衝撃は、アレですね。プロコル・ハルムの『Exotic Birds And Fruits』のジャケん時と一緒ですねwww

それはおいといて。Wilcoのニューアルバム『Star Wars』ですよ。とりあえず、もう4回聴いちゃいました。すごく良いサイケデリック・オルタナティヴ・ポップロック・アルバムです。ってことで、あまり普段はアルバム・レビューみたいなことはしないのですが、ホントに個人的な感想と、Wilcoというバンドについてカンタンに書いてみようと思いますよ。

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このアルバムは宇宙だ!

とにかく「宇宙」ってキーワードが私にとっての第一印象です。キテレツな1曲目「EKG」でショックを受けて、2曲目の「More...」でマインドを捻じ曲げられ...ってこういうレヴューはどうでも良いんだ。アルバム全体に「宇宙と繋がっちゃう感じのサイケデリア」を感じましたね、私は。

この「宇宙と繋がっちゃう感じのサイケデリア」なんですが、個人的には90年代の後半に当時のバンド仲間たちと繰り返し聴いていた、Radioheadの『OK Computer』、Spiritualizedの『Ladies and Gentlemen We Are Float in Space』、The Flaming Lips『Clouds Taste Metallic』と『Zaireeka』、Yo La Tengoの『I Can Hear the Heart Beating as One』辺りの、あの言葉では言い表すことのできない「宇宙感」を思い出したんですよね。

それから「宇宙」って点では、70年代のDavid BowieやT-Rexですよね。あの時代の「宇宙」も感じちゃいました。もう「コレ、宇宙じゃん!」って何度も言ってしまいましたよ。たぶん、ここまでのところで、私の話が「宇宙じゃん」と思われているかと思いますw 伝わらなくても良いです、この際www

だけどルーツはオルタナティヴ・カントリー

「おっさん、今夜は飛ばしてますなぁ」と思われるかもしれませんが、若いリスナーの人たちに知っておいてもらいたいのは、Wilcoの前身バンドはUncle Tupeloであるということ。

パンクな勢いのあるカントリーロックから、ベロンベロンに酔った状態で聴きたい(私は飲めないけどw)スロウなナンバーまで。1990年代に活躍したUncle Tupeloは、4枚のアルバムをリリースした後、1994年にメイン・ソングライターの1人だったJay Farrarが、もう1人のソングライターであるJeff Tweedyとの関係がよろしくなくなっちゃって、Jayがバンドを脱退しちゃったので、その時に残っていたメンバーでWilcoをスタートさせたワケです。すごくカンタンに話してますよ。詳細は自分で調べてくださいね。


ポップだからこそ辿りついた宇宙というサイケデリア

Jay Farrarは、その後Son Voltというバンドをスタートさせて、更にカントリーロック色の強いサウンドを追求していくんですが、Jeff Tweedy率いるWilcoはポップ寄りに変化していったんですね。もちろん、カントリーロックがベースになっているんですが、Son Voltと比べるとやっぱりポップなんですよ。私が思うにはですよ、このポップさが今回のサイケデリックなサウンドに繋がっているんだと思うんですよね。The Beatlesをはじめとする60年代のバンドがその良い例ですよね。その辺の流れは、サードアルバムの『Summerteeth 』から始まっていると私は思っていますんです。

ポップになったからこそ、自由にできるというのはあると思います。もちろんカントリーロックだって、自由はあると思いますよ。カントリーロックとブラックサバスをミックスさせたようなバンドも知り合いにいましたからねw でもポップの方が自由の幅がというか...いや、今の時代、もはやポップの自由に制約なんかないでしょう。いやいや、ポップという制約があるからこそ自由にできるんじゃないかと。そりゃ宇宙にだって行っちゃうわな~w


まとめらんないw

とにかく、今日はWilcoの新譜サプライズ・リリースに「宇宙だ!宇宙だ!」と叫んでいた1日でした。もうね、あの猫の瞬きですら宇宙www 

そんなことで、下にUncle TupeloとSon Voltの名曲を貼っておきます。
(そこWilcoじゃないんかい!)

では、See You !








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2015年7月15日水曜日

FL Studio Mobile 3 開発中とアナウンスされたのだ!

<追記:2016年7月9日

Image-Lineさんが、プラグイン版のベータ・バージョンの動画を公開しましたので、カンタン翻訳をした記事を投稿しました。コチラ↓からどうぞ

FL Studio Mobile 3:ベータ版の動画公開!
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音楽屋さんで翻訳屋さんのヒの字です。
音楽制作や翻訳(音楽関係)のお仕事をしています。

昨夜、ふとiPhoneを見てみると、アプリのアプデが9個もあるよ!とのことだったので、内容を確認してみると、FL Studio Mobileもありまして、詳細のトップに”Inter-App Audio audio recording, instruments, and effets”とあったので、「やや!」と思い、アプデ後に早速アプリを開いてみたところ、『FL Studio Mobile 3 に関する重要なアナウンスメントを見たい?』とポップアップが!

これには更に「ややや!」となり、もちろんイエスをポチっ。すると、サイトに飛ばされ、一番に目についた画像がコレ!


お~!きましたね、コレ。第一印象としては、ようやくオリジナルのGUIになるんだなということですね。最初にFL Studio Mobileがリリースされるとアナウンスされた時、他の開発者に作ってもらうってことで、出来上がったものがXewton Music Studioベースだったワケで、少しガッカリした感じがありましたよねw

上の画像を見る限りでは、FL Music Studio 3 (以下FLM3)に期待!ってことで、その『重要なアナウンスメント』とやらの詳細から、私が個人的に気になったところだけを掻い摘んで話していこうと思いますよ。

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まずは、『重要なアナウンスメント』って何よ!?

ということで、冒頭部分を要約すると…

1.FLM2のアプデは今回で最後になります。
2.その理由はFLM3がもうすぐ出来上がるから。
3.リリースされた際の注意として、今のバージョンを気に入っているのなら、今後のアプデはしないでちょ。

てな感じですかね。いやいや~、嬉しいニュースですね。おそらく、FLM3が実際にリリースされたら、殆どの人が普通にアプデすると思いますよw Xewton Music Studioがベースになっている今のFLM2だと、ピアノロールでの打ち込みなど、私的にはちょっとクセが強くて使いづらく感じていたので、この辺の改善も期待しちゃいます。


FLM3は完全に書き直されたプラットフォーム

…なんですと!「完全に書き直されたプラットフォーム」とか「新たに書き直したプラットフォーム」とかいうフレーズは、文中で何度も繰り返されているし、しかも、「Groove Machine Mobileのために開発したImage-Line独自のフレームワーク」だということもメンションされているので、今までのFLMとは異なる全く新しいアプリとして生まれ変わるってことですね。

そこまで新しくなるとなると、今までFLMを使い込んできたユーザーは、1から使い方を学び直さないといけなるなるワケで、それに関してはImage-Lineさんも触れているんですが、私としては全然オッケーですw むしろ、ソレを待ってましたw


リリースはいつ?(コレ重要w)

どうやらそんなすぐではないみたいですねw 「これからの数ヶ月内にアルファ/ベータ・テストを予定している」とのことですので、まぁ気長に待つ感じですかね。「これはあくまでも予定」と念押ししていますしねw 


気になる機能的なところなど

コレがちゃんとまとめられていないんですよねw 長い文章の中にちょいちょい触れられているはいますけど。とりあえず、FLM2で作ったプロジェクトはFLM3でもLoadできるみたいですし(サウンドは100%同じではないみたいですが)、今まで購入したIAPも引き継がれるようです。

それから、新しいステップ・シーケンサー・サンプラー・インストルメント、マルチ・サンプル・プレイヤー・インストルメント、シンセサイザー・プラグイン(MiniSynth含む)やエフェクトが搭載され、それらがそれぞれのプレイリスト・トラックで使えるようです(CPUパワーによるらしいですが)。

あと、ちょっと意味が分からなかったのは、「FLM3がFL Studioプラグインとして機能する」というところ。なにやら、「デスクトップでプロジェクトをスタートさせ、モバイルで続きを、そしてデスクトップに戻って作業できる」とか「プロジェクトを移す必要はナシ」みたいなことが書いてあるのですが、これはデスクトップ・バージョンを使用しているユーザーでないと分からないところですね。私はデスクトップ・バージョンはよく分からないんすw


更に気になるのは無印とHDとの統合

これは私だけではないと思うんですが、FL Studio Mobileには「FL Studio Mobile」と「FL Studio Mobile HD」という2種類が存在していて、HDはユニバーサルなんですね(ですよね?w)。このHDバージョンは別物として後からリリースされており、「FL Studio Mobile」はiPhoneのみ対応なので、機能的には一緒ではありますが、「FL Studio Mobile」リリース時に購入したユーザーは取り残されてしまった感があるワケです。

これがFLM3で統合されるか否かのところが大きな問題になったくるワケです。「過去3年にいただいたユーザーの声を反映」しているとのことなので、そこんとこの対応も期待します。コレはマジで。


まとめます

Cubasisやらが出てくる前は、Nano Studio、BeatMaker2、そしてXewton Music Studioが3大iOS DAW アプリだったワケで、そこにFL Studio Mobileが登場したワケですが、ハコを開けてみたらXewton Music StudioっぽいFL Studioだったワケで、それがいよいよオリジナルのUIで生まれ変わるのは、かなりの楽しみってなワケです。ワケワケ。

具体的にいつのリリースってのは約束されていないし、これから数ヶ月以内にテストを始める予定ってことなので、気長に待つことにしますが、とにもかくにも色んな意味で期待しています。宜しくお願いしますw (リリースは来年かなぁw)


それでは See You !

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2015年7月9日木曜日

Apple MusicでYes Music, Yes Life:(ForYouプレイリストとRadio + Siriさん大活躍 + iCloudミュージックライブラリはオフ)


音楽屋さんで翻訳屋さんのヒの字です。
音楽制作や翻訳(音楽関係)のお仕事をしています。

さてさて。6月末にiOS8.4がリリースされ、それに伴い、いよいよApple Musicが使えるようになりましたねぇ。ミュージックアプリもアイコンが一新されて、あまちゃんグラデーションになったと巷で話題になっていますw 

レコードやカセットテープで子供時代を過ごした私にとっては、CDになった時もDLできるようになった時もかなり驚いたワケですが、これからはストリーミングの時代になり、音楽を物理的に所有することが更に少なくなるんだなぁと。音楽 is Freedomなんだなぁと。よく分かりませんがw

ホントに面白い時代になりました。今まではCDの売り上げというチャートがありましたが、これからは、例えばですが、実際に聴かれた回数がチャートになっていくとなると、より現実的な数字になってくるワケですもんね。

まぁ、それはさておき、Apple Musicが3ヶ月間は無料トライアルで使えるとのことなので、早速登録しまして、1週間ほど使ってるんですが、いろいろな機能が面白くて、今までも頻繁に、そして今まで以上に色んなジャンルの、そして色んなアーティストの音楽を楽しんでいるというのが現状です。その辺をお手伝いしてくれる、いろいろな機能のところを、今回はお話していきましょうね。

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For You プレイリストとRadioが面白い!

先ず、Apple Musicにまだ登録してない方へカンタンに説明しますと、Apple Music登録時に自分の好きなジャンルとアーティストを選ぶ設定があるんですね。これを設定しておくと、ミュージックアプリのFor Youを開いたときに、自分の設定を基にした、お勧めのアルバムやプレイリストを表示してくれるんですよ。

アルバムもなかなか気の利いた選択になっているんですが、プレイリストがとても面白いんです。「はじめての○○(アーティスト名)」や「○○(アーティスト名)が影響を受けたサウンド」シリーズもそうなんですが、テーマがついているプレイリストがかなり良いです。例えば、「さよならのあとの処方箋」とか、「翼をくれるサウンド」とか、「海沿いをドライブ」とか、「ゆっくりと過ごしたい時に聞きたいオルタナ集」とか…。こういっちゃあナンですが、毎回タイトルには軽くウケますw でも、内容はすごく良いです。

それからRadioも良いです。デフォルトであるジャンル別のステーションも面白いんですが、例えばアーティスト名で検索したときに表示されるステーションも、そのアーティストだけでなく関連アーティストの曲も選ばれているのがなかなか気が利いていますね。つまり、掘り下げることができるワケですよ。こんなことになるとは思わなかったので、これには驚きましたね、正直言って。


Siriさんが大活躍するんです!

これって知ってる人も多いかと思いますが、知らない人もいると思うのでお伝えしておきますね。iOS8.4にアプデしてから、ミュージックアプリの仕様も変わったりしたので、ちょっとAppleさんのHPを調べてたりしたときに発見したのですが、SiriさんがApple Musicで大活躍してくれるんですね。

例えばですね、「これに似た曲をかけて」とか、「1984年のトップソングを再生して」とか、Siriさんに言うワケです。すると「あいよ!」(とは言わないけどw)って、今聴いている曲の後にズラズラ~っとリストをランダムに並べてくれます。

これを知り(Siriだけに...くだらねぇw)、私もナッシュビル時代の知人Josh Rouseくんの「California」を再生中に、「これに似た曲をかけて」を試してみました。そしたら出ました出ました。こんな感じ。


1時間ほど作業用BGMとして聴いていたんですが、ホントに似た感じの曲が連続して流れてきて驚きましたよ!知っているアーティストの知っている曲もありましたが、知らないアーティストの知らない曲もたくさんありました。しかも良い曲ばかりというね。これは幅がますます広がるわ~。

 但し、iCloudミュージックライブラリは基本オフで!

コレね~、ホントに参りましたよ。iOS8.4にアプデして、その後iTunesも最新バージョンにアプデということで、なーんにも考えず(というか何も知らず)、いつもどおり普通にアプデして、普通にiPhoneを同期したわけです。そしたら、まずiTunes内の自分が作成したプレイリストが全部ダブルになっているじゃあないですか!

しかもですよ。プラスされたヤツには「1」とかついていて、更にはもともと数字がついていたヤツには1が足されているっていうねw こういうのをありがた迷惑っていうんですねw

そんな状態で同期すりゃあiPhoneのプレイリストもすべてダブってしまうワケですよ。なんだこりゃあ!と、いろいろと調べていたら、海外の人がちとした解決法を紹介していて、一応その手順を踏んで正常だった状態に戻せたんですが、バカチンな私はプレイリストがダブったままのiPhoneを同期しちゃったんですね。そしたら、iTunesの方も普通にメチャクチャなプレリストに戻ってしまいまして…。ま、最終的にiTunesのプレイリストを手動で整理して、そこはなんとかなりましたと。

ただ、なにやらiCloudミュージックライブラリがONになっていた状況のときに、気になる動きがありましてね。それは自分がもともと持っていた曲とApple Musicとをリンク付けしていたってことなんですね。これに関しては、自分が持っている曲にロックがかかってしまうから気をつけろ!とか色んなことが言われているようですが、すべてリンク付けされていた様子はないし、いちおう先述の手順を踏んでいるので、3ヶ月のトライアル期間が終わったときにどうなるかってことですね。

とにかく、iPhoneもiTunesも今のところ iCloudミュージックライブラリは基本オフで!

まとめ

iCloudミュージックライブラリ問題はクリアになってはいませんが、私は今のところApple Musicを楽しんでいる派です。とにかく、今まで知らなかった色んなアーティストやバンドを知ることができるというのは、私にとっては大きな利点です。昔はテレビやラジオや専門誌、そして友人たちとのコミュニケーションで新しいアーティストやバンドを知ることができたワケですが、それを今ではiPhone片手にできてしまうワケです。こんな方法で、自分が聴く音楽の幅を広げられるとは、全く思ってもいませんでした。もちろん、そうやって見つけた新しいアーティストを友人に伝えるのも良いですしね。Yes Music, Yes Lifeってことですw

はい。今回はここまで!

それでは See You

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