今朝ツイッターをホンゲ~と眺めていたら、Wilcoがニューアルバムを期間限定で無料配布しているという情報が飛び込んできたので、公式ホームページで即行ゲッツしたんですよ!もうね、前フリ無しの無料配布に「え?」って思ったし、『Star Wars』ってタイトルに「はい!?」って声に出して言っちゃったし、しまいにゃアルバム・カバーの猫に「ぶははっ!」って吹き出しちゃいましたw
だってコレなんですもん。
どっかの百貨店の特設会場でやっている絵画市で売っているような、「誰が買うんだよ、コレ?」っていう、なんとも言えないキッチュな猫ジャケ。ここまでやってくれるならLPで欲しいじゃんwww というか、これを見たときの衝撃は、アレですね。プロコル・ハルムの『Exotic Birds And Fruits』のジャケん時と一緒ですねwww
それはおいといて。Wilcoのニューアルバム『Star Wars』ですよ。とりあえず、もう4回聴いちゃいました。すごく良いサイケデリック・オルタナティヴ・ポップロック・アルバムです。ってことで、あまり普段はアルバム・レビューみたいなことはしないのですが、ホントに個人的な感想と、Wilcoというバンドについてカンタンに書いてみようと思いますよ。
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このアルバムは宇宙だ!
とにかく「宇宙」ってキーワードが私にとっての第一印象です。キテレツな1曲目「EKG」でショックを受けて、2曲目の「More...」でマインドを捻じ曲げられ...ってこういうレヴューはどうでも良いんだ。アルバム全体に「宇宙と繋がっちゃう感じのサイケデリア」を感じましたね、私は。この「宇宙と繋がっちゃう感じのサイケデリア」なんですが、個人的には90年代の後半に当時のバンド仲間たちと繰り返し聴いていた、Radioheadの『OK Computer』、Spiritualizedの『Ladies and Gentlemen We Are Float in Space』、The Flaming Lips『Clouds Taste Metallic』と『Zaireeka』、Yo La Tengoの『I Can Hear the Heart Beating as One』辺りの、あの言葉では言い表すことのできない「宇宙感」を思い出したんですよね。
それから「宇宙」って点では、70年代のDavid BowieやT-Rexですよね。あの時代の「宇宙」も感じちゃいました。もう「コレ、宇宙じゃん!」って何度も言ってしまいましたよ。たぶん、ここまでのところで、私の話が「宇宙じゃん」と思われているかと思いますw 伝わらなくても良いです、この際www
だけどルーツはオルタナティヴ・カントリー
「おっさん、今夜は飛ばしてますなぁ」と思われるかもしれませんが、若いリスナーの人たちに知っておいてもらいたいのは、Wilcoの前身バンドはUncle Tupeloであるということ。パンクな勢いのあるカントリーロックから、ベロンベロンに酔った状態で聴きたい(私は飲めないけどw)スロウなナンバーまで。1990年代に活躍したUncle Tupeloは、4枚のアルバムをリリースした後、1994年にメイン・ソングライターの1人だったJay Farrarが、もう1人のソングライターであるJeff Tweedyとの関係がよろしくなくなっちゃって、Jayがバンドを脱退しちゃったので、その時に残っていたメンバーでWilcoをスタートさせたワケです。すごくカンタンに話してますよ。詳細は自分で調べてくださいね。
ポップだからこそ辿りついた宇宙というサイケデリア
Jay Farrarは、その後Son Voltというバンドをスタートさせて、更にカントリーロック色の強いサウンドを追求していくんですが、Jeff Tweedy率いるWilcoはポップ寄りに変化していったんですね。もちろん、カントリーロックがベースになっているんですが、Son Voltと比べるとやっぱりポップなんですよ。私が思うにはですよ、このポップさが今回のサイケデリックなサウンドに繋がっているんだと思うんですよね。The Beatlesをはじめとする60年代のバンドがその良い例ですよね。その辺の流れは、サードアルバムの『Summerteeth 』から始まっていると私は思っていますんです。ポップになったからこそ、自由にできるというのはあると思います。もちろんカントリーロックだって、自由はあると思いますよ。カントリーロックとブラックサバスをミックスさせたようなバンドも知り合いにいましたからねw でもポップの方が自由の幅がというか...いや、今の時代、もはやポップの自由に制約なんかないでしょう。いやいや、ポップという制約があるからこそ自由にできるんじゃないかと。そりゃ宇宙にだって行っちゃうわな~w
まとめらんないw
とにかく、今日はWilcoの新譜サプライズ・リリースに「宇宙だ!宇宙だ!」と叫んでいた1日でした。もうね、あの猫の瞬きですら宇宙wwwそんなことで、下にUncle TupeloとSon Voltの名曲を貼っておきます。
(そこWilcoじゃないんかい!)
では、See You !
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