はい、ヒの字です。
AcousticsamplesのGD-6を持ってる人、実はけっこう多いんじゃないでしょうか?そして持っていたけど使ってなかった!って人も...。
いやぁ、今までAcousticsamplesのアコギ音源っていったらSunbirdを使いがちだったのですが、先日お仕事で試しにGD-6を使ってみたら、Sunbirdとは違う、やさしいけどコシのある音色にもんのすごくハマってしまいまして...。
そんなことで、これはちょっとGD-6を推していきたいぞ...という、単純でユルいお話を今回は進めていきたいと思います。
そもそも、Sunbirdが1962年製Gibson Hummingbirdをサンプルしたものにたいして、GD-6はGuild D-40 Custom Edition をサンプルした音源になるので、音の鳴りが違う2つのアコギ音源ってことですよね。
では、どれだけ違うか...ってことで、この2つのギター音源でGのコードをダウンストロークで弾いて、それぞれWavesのPaz Analyzerで音の特徴を見てみました。まずはSunburstから。
まず、Sunburstの方が低音域がすごく出ていますね。それと4kHz以上の高音域がGD-6よりも出ています。ハミングバードの音っていうと、よく「箱鳴り感」や「ジャキジャキ感」なんて聞きますが、そういうことなんですかね。
一方、GD-6は4kHz以上の高音域がSunburstほど出てないけど、300Hzから3kHzくらいがSunbirstよりも出ています。Guildのアコギを調べると、「どんな弾き方でもよく響くバランスの良い音」とか、「温かみのある音で弾き語りと相性が良い」という特徴があるようですね。ふむふむ。
いずれにせよ、SunburstとGD-6の音はこうして比べてみると、なかなか対照的であることが分かります。
この時点で音の住み分けができてそうなので、SunburstとGD-6を一緒にストラムさせたら音に厚みがでそうだし、Sunburstでジャカジャカとストラムさせて、GD-6にアルペジオとかリードを弾かせるのも良さそうです。
また、曲作りの途中でSunburstからGD-6に差し替えたい時も、キースイッチ系の操作がほとんど同じだから、ピアノロールでの微調整もかなりラク。
それでは、ここでちょっとコチラをお聴きください。
最初から最後まで通しで鳴っているフォークギターっぽいのがGD-6です。もともとSunbirdだったのを差し替えたパターンです。
曲全体をiZotopeのVinyl(1960)で加工してしまっているので、ローエンドとハイエンドがカットされてしまっていますが、GD-6の温かみと丸みのある優しくもしっかりした音がとても心地良いです。いいなぁ、GD-6。
もともとは、いつだったかのブラックフライデーで、主にStrategy(ストラト)とSunbird(ハミングバード)目当てで購入した Acousticsamples 4-in-1 Guitar Bundle (ギター音源4本で$99)にバンドルされていたがGD-6。
日本語だとエレアコって紹介されていて、公式も確かにelectro-acoustic guitarと書いてあるんですが、たぶん、この「エレアコ」ってワードの印象が強かったのか、「エレ」の音しかサンプルされてないのかと思ってたんです。
でも、Microphonesのタブを開くと分かるのですが、GD-6もSunbirdと同じくOverheadsのマイクとピエゾピックアップの音、両方が使えるんですよね。Suburstはこれに加えてClose Micがあるんでしたっけね。
とにもかくにも、GD-6とSunbirdは音色が対照的に違う2つのアコギ音源。
Sunbirdを使っている人で、音と使い勝手が好きなんだけど、音色の違うアコギ音源ないかな~って方には絶対おすすめです。Sunbirdで派手めに、GD-6でしっとり…なんて使い分けできますよね。
そして、Acousticsamples 4-in-1 Guitar Bundleを購入してて、GD-6を使ってなかったよって人は今すぐ試してみてください。
しかしながら、気づくのが遅かった~。もうちょっと早くGD-6の音の良さに気付いてあげれば良かった。これからはもっと頻繁に使っていきます。
ということで、今回はここまで。
それではまた。
ヒ
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