2015年7月23日木曜日

風間三姉妹のコンサートに行ってきた!(若いだけがアイドルじゃないんだな)

はい、ヒの字です。

いや~。まさかの人生初アイドル・コンサートでしたよ。アイドルとはいっても風間三姉妹なんですけどね。今の若い人たちにとっては、何のこっちゃって話でしょうけど、アラフォー世代の人たちはすぐに『スケバン刑事』というキーワードが浮かぶはず。

『スケバン刑事』は、和田慎二先生のマンガ作品で、80年代にTVドラマ化され、そのシリーズ3作目となる『スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇』の主役が唯、由真、結花の風間三姉妹。それぞれ浅香唯、中村由真、大西結花が演じ、主題歌や挿入歌を歌い、ドラマ放送時には『スケバン刑事フェスティバル 唯・由真・結花 IN つま恋』というコンサートまで開催されたり、放送後には映画化もされたりと、ちょっとした社会現象になったようですね(奥さんからいろいろ教えてもらったw)。

私も当時、ドラマは初代、二代目と観ていて、特に二代目は個人的に大好きで(南野陽子のファンでしたからねw)、映画も観たし、ヨーヨーも買って改造したりとかなりハマったものですw で、三代目はというと、確かに観てはいたのですが、部活で観られなかったりしたこともあったし、映画は観ていないんですよね。

一方で、私の奥さんは浅香唯の大ファンで、当時はアルバムを買ったり、写真集を買ったり、もちろん映画も両方観ていたことようです。数年前だかに、2人で当時の話で盛り上がり、DVDを借りて前作観たりしたのですが、今年の春だったか、奥さんから「実は相談が…」と。(ちなみに彼女は原作漫画の大ファンでもありますw)

その相談ってのが、今回の風間三姉妹のコンサートだったワケです。一緒に行ってくれるかと。キャパ550人のこぢんまりとしたヤクルトホールだし、近くで3人を観られる機会なんてなかなかないぞと思ったので即オーケーしたんですね。ってなことで、われわれ夫婦は最終公演となる7月20日夜の部に行ってきたので、個人的な感想などを書いていこうと思いますよ。(毎度のことながら前置き長いよね~w)

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飽きさせない構成

会場の照明が落とされ、ステージのスクリーンに当時の映像が映し出された後に幕が開き、あちこちのニュースで報じられていた「セーラー服」で3人が登場し、風間三姉妹名義でリリースされたドラマ主題歌『Rememeber』が1曲目。

その後は、結花姉ちゃん、由真姉ちゃん、唯の順番で、ドラマ挿入歌のソロ楽曲を、その次にそれぞれのソロ楽曲を入れ替わりで歌い、映像タイムを挟んでから、それぞれの曲を3人で歌うという企画コーナー。そして、今回のコンサートのため、またファンの為に作られた新曲「Anniversary」を披露して本編は終了。アンコールでは、会場でも売られていたTシャツを着た3人がステージに戻り、号泣しながら最後の挨拶、そして最後に「Remember」を再び歌いコンサートそのものは終了。その後も鳴り止まない拍手に応えるように、3人がマイクを持たずに再びステージに戻り、「ありがとー!」と大声で言って本当におしまいとなりました。(記憶が曖昧なのですが、大体こんな感じでしたw)

ぶっちゃけ私は知らない曲もあり、少し心配だったので、事前に奥さんと予習復習をしておいたのもあったワケですが、3人が入れ替わり立ち替わりでソロ楽曲を歌ったり、企画モノがあったりという展開があったので、全く飽きることなく、2時間があっという間でした。 


個人的には「セシル」に感動

それぞれのソロ楽曲コーナーで、浅香唯の2曲目は「C-Girl」なんだろうなと思っていたんですが、本人からの曲紹介は「セシル」。これを聞いた時、私は思わず「お~!」と言ってしまいました。

というのも、高校時代の友人でなかなか変声期がこないヤツがいるんですが、むかし私が通っていた高校と部活が『元気がでるテレビ』に出ることになった時、ロケ収録時にそいつが突然「セシル」を歌い始めたんですね(ちゃんとオンエアされました)w そんな思い出もあったりしたので、今回「セシル」をライブで聴くことができたことは、個人的にとても感慨深かったワケです。

ちなみに「C-Girl」は、ソロ楽曲を3人で歌う企画コーナーで歌われたのですが、その時に結花姉ちゃんと由真姉ちゃんで唯の歌マネをして会場が爆笑の渦にw 特に結花姉ちゃんがやたらと上手くて私は腹を抱えて笑ってしまいました。ま、結花姉ちゃんはもともと歌が上手い人なんですよね。


爆笑MCと3人のキャラ

3人で今回のコンサートについての諸々や、ドラマ放送当時の裏話などなど、ちょっとしたトークがあったのですが、これが曲と同じくらい盛り上がりました。

結花姉ちゃんは「セーラー服」のことを「世間では色々と言われていますが」と自虐的なコメントをしたり、少々お太りになられた件を「この年齢では普通」と言い、他の2人がおかしいことを主張w 最後の挨拶でも、号泣しながら「ティッシュ~」だの「鏡~」だの言って会場を沸かせていました。でも、当時と変わらない声の張りと歌唱力は素晴らしかったです。

由真姉ちゃんは割といじられキャラで、トークの時は中央に寄るという話があったにもかかわらず、歌っている場所から動かず、他の2人から少し離れたところにいたりという、サバサバしているんだか天然なんだかのマイペースな感じw また、観客をのせるのが上手かったですね。それからスタイルが良いっ!

唯はバックバンドのドラマーがご主人だったこともあり、観客からご主人へのコールがけっこうあったりして、「え?こっち飛び越えて、そっち行っちゃう?」みたいなシーンや、先述の歌い方をマネされちゃうというシーンもありましたが、やはり当時はトップアイドルのひとりだったワケで、歌う時にはアイドル特有のキラキラ感がありました。

また、最後の「Remember」では、意外にも唯が泣いてしまって歌い出しを歌えなかった時、2人の姉がフォローするように唯パートを歌っていたのが微笑ましかったし、いつも以上に本当の姉妹のようでしたね。


まとめます

自分でも人生初となるアイドル・コンサートが、こういう懐古趣味的な内容のものになったワケですが、笑いと涙とあたたかさに溢れる、あっという間の2時間でした。すっげー汚い言葉で言っちゃいますけど、白髪やハゲ頭、デブが多かったり、加齢臭やら歯槽膿漏のニオイが漂う会場ではあったワケですw それでもステージに立っている風間三姉妹は輝いていたし、それを観ている初老のオーディエンスも少年少女だった頃のような笑顔になっていたのを目撃し、なんかグッとくるものがありましたね。

また、今のアイドルとは異なる落ち着いた歌声と、80年代サウンドの楽曲を改めていいなあと思ったりもしました。とりあえず、このコンサート後、80年代アイドル曲を聞きまくっているし、iPhoneミュージック・アプリには、このコンサートで購入したCDと奥さんが持っているCDで「風間三姉妹」のプレイリストを作っちゃいましたよw
購入したCD 2枚:ジャケは当時と今のお三方

まぁ、若い人たちにしてみれば、こんなバカバカしいことはないと思ったりするんでしょう。でも誰しもが歳を取り、ジジババになっていくワケです。ただ、老いていくことで知る楽しみというのもあるんですね。これは、その時にならないと分からないものだと思います。早くジジイになりて~と思っていた私でしたが、コレには正直おどろきましたねw

それにね、今の風間三姉妹は、そこらへんのブサイクな若者よりも全然イケていますw それはやはり今でも3人がアイドルだからなんだなぁ、そして若いだけがアイドルじゃないんだなぁと思った今回のコンサートでした。このコンサートに誘ってくれた奥さんに改めて感謝!

さてさて、お次は再結成レベッカのコンサートが控えています。この夏は80年代サマーの我が家なのでした~w

それでは、See You !

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*私ヒの字は音楽制作や翻訳(音楽関係)のお仕事をしています。
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