2015年6月8日月曜日

やはりオルタナティヴなスピリットも大切にしたいのです。


はい、ヒの字です。

が音楽を作り始めて、かれこれ20年が経っておりまして、ここ数年で色んな面で環境が大きく変わっています。始めた頃は4トラック・テープレコーダーで録音し、「カセット・アルバム」を作っては友達に配っていたワケです。それが今では、コンピュータやiPhone/iPadで音楽を作り、それをそのままSoundclouldやBandcampなどで配信出来ちゃいます。

ンピュータやインターネットは、本当に音楽制作と音源発表の在り方を大きく変化させたなぁと思うんですが、その変化のひとつに誰でも音楽が出来る時代になったということがあります。誰でも音楽を作って、出来上がった曲をすぐに発表できちゃう。改めて、面白い世の中になったなぁと。

いでまぁ、音楽系SNSなどで色んな人たちの音楽を聴いていて思うのは、否定するワケではないのですが、割とどれも似たり寄ったりなのな、ということです。きっと自分が作る曲も何かに似ているんだと思うし、意図的に似せたりすることもあります。だから、人のことを言えた立場ではないんですけどねw

だ、そんな風に似たり寄ったりになってしまう傾向にあるからこそ、今回のタイトルなんですよね。やはりオルタナティヴなスピリットも大切にしたいのです。

ゃあ「オルタナティヴ」ってなんなのよ!?って話になるかと思うので、ウィキから引用したいと思います。
  1. ”オルタナティヴ・ミュージック (alternative music) とは、現在の商業的な音楽や流行音楽とは一線を引き、時代の流れに捕われない普遍的なものを追い求める精神や、前衛的でアンダーグラウンドな精神を持つ音楽シーンのことである。 しばしばロックの一ジャンルとして思われがちであるが、厳密にはジャンルではない。「 alternative」とは英語で、通常「代わりの」「代用の」「もう1つの選択」という意味であるが、「型にはまらない」という意味もある。
  2. オルタナティヴ・ミュージック - Wikipediaより

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く「オルタナティヴ」っていうと、イコール「グランジ」みたいになってしまうこともありますが、私の言う「オルタナティヴ」は「オルタナ」ではなく、正に上にもあるような「代わりの」とか「型にはまらない」という意味です。特に「前衛的でアンダーグラウンド」みたいな気合いの入ったものではないですw ましてや、そういうシーンなどに属しているワケでもありやせんw

は、そんな私も90年代中後期にはアメリカ南部におりまして、現地の友人たちとバンドを組み、インディーレーベルからCDをリリースしたり、CMJをはじめ、そこそこな規模のフェスでプレイしたこともあったりしました。その時は、ガッツリ「前衛的でアンダーグラウンドなシーン」にいて、「普遍的なものを追い求める精神」を持つバンド仲間たちと切磋琢磨したものです。

かしまぁ今は、あの頃のような、「MTVミュージックなんかウンコだぜ!自分たちの音楽で何かを変えてやるぜぇ!」みたいなことは、コレっぽっちも思っちゃいませんw 

だね、どのお店に行っても売ってるモノは同じ~みたいな中で、ちょっと趣向の異なるモノ、つまり「オルタナティヴ」なモノがあると、「おっ!?」ってなりますよね?私はそんな音楽も作っていきたいなと思うという、そういうお話なんですね。

りゃ流行に沿ったものの方が聴きやすいだろうし、受け入れられやすいだろうと思うのですが、そうしたものの中に、ポっと変わったモノがあっても良いかなと、それが誰かのテイストにジャストミートすることもあるのではないかと。

とは、「時代の流れに捕らわれない普遍的なもの」という点では、それはやっぱりメロディーだったり、リズムだったり、音そのものや音の使い方だったりするんですよねぇ。そこはやっぱり聴く時も作る時も重要ですねぇ。私にとっては。

いでに言うと、今、正に流行しているものってありますが、実は、それと平行したところで、いろんな時代に流行したものが混在しているってのが90年代以降から続いているなぁと、私は思ったりしているんですよね。色んな時代の流行のリバイバルだったり、ミクスチャーだったり、なんでもアリの時代がここんところの傾向かなと。もちろん広~い目で見た場合ですけどね。

からこそ、ステキなメロディーやリズムなどを大切にしつつ、オルタナティヴなスピリットも持ち続けたいなと、そんな風に思ったというお話でした。

それでは
See You 

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*私ヒの字は音楽制作や翻訳(音楽関係)のお仕事をしています。
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