はい、ヒの字です。
そいや!今回はアムステルダム旅行記ラウンド2の5日目になります。
この日は土曜日で、奥さんの仕事もお休み。なので、奥さんがずっと行きたがっていた猫の博物館 Katten Kabinet、オランダの歴史を美術品を通して知ることができる国立美術館、そしてバンクシーとウォーホル作品の展示をしていたMoco Museumの3ヶ所に行ってきましたよ。
あ、この日はあまりI Amsterdam Cardが活躍しませんでした。Katten Kabinet と国立美術館で少し値引きになりましたけどね。それでもトラムは乗り放題、イェイ!
それでは早速、いってみよ-!
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猫の博物館 Katten Kabinet
建物の前でピース |
こちらの Katten Kabinet は、奥さんが日本で出版されている旅のガイド本で知った猫の博物館。猫の博物館って言っても猫の生態についての博物館ではなく、猫をテーマにしたアート作品が所狭しと展示されているミュージアムなんです。
ここは、かつて館長さんが飼われていたJ.P.モーガンさんという猫のために創設したミュージアムとのこと。生きていた時には5歳ごとの誕生日に、モーガンさんをモデルにしたアート作品がプレゼントされていたんですって。
J.P.モーガンさんの肖像画 |
建物の1階と2階に館長のさんの猫アート・コレクションが展示してあるのですが、3階からはプライベートの札が下がっていたので、館長さん家族のお住まいなんでしょうね、きっと。入り口で入場料を払って、さっそく中へ入ると…。
「あ、いらっしゃい!」と言っているかは不明w |
チビっこが階段で遊んでいましたよ!写真では静止していますが、基本的にはエライ勢いで遊んでおりましたw 人にもよく慣れているみたいな様子だったので、奥さんが手をだしてみると…。
奥さんの手を掴んでケンケンケン!w |
2階の窓から外をみたらこれまたビックリ。この日は解放されていなかったのですが、外にもポスターアートが飾ってあるんですね。雨に濡れたりしちゃわないのかなと思ったりして。まさか毎朝飾り直しているとか!?
窓越しに写した外への階段とお庭 |
さ、ここからはたくさん撮った写真から抜粋したものをお送りしましょう。
シックなお部屋 ここにも彫刻や絵画がたくさん! |
フジタの珍しい作品も |
猫アニメや猫ピンボールもあり… |
どこを見ても猫 猫 猫w |
これらの写真は、ほんの一部。これだけでは全く見せきれていませんw なんやかんやで1時間半近くいたんじゃないでしょうか。もういいかってところまで見て、下に降りると、あのチビくんが同じところで寝ていたので(遊び疲れたかw)、奥さんと一緒に写真を撮ることに。
人慣れしてんな~w |
購入したポストカードの一部 |
あ、そうそう。オリジナルTシャツも売っていたのですが、そのディスプレイには吹いてしまいました。
こんなw |
猫好きの人たちにはたまらないであろう猫の博物館 Katten Kabinet。奥さんもアムステルダムに来て以来ずっと行きたかったのに行けてなかったので大満足でした。
ちなみに、日本で買ったガイド本には、運が良ければ本物の猫に会えるかも?って書いてありましたが、ここに来た後でSNSなどをチェックしてみたら十中八九会える感じですねw
猫とアートが好きな人たちにオススメの Katten Kabinet でした~。
とにかく広い!国立美術館
お次はトラムで国立美術館へ。6月に来た時は体調を崩して行けなかったのですが、今回はちゃんと行けましたよ!
ここは全部まじまじとゆっくりみたら丸々一日は使ってしまうでしょうね。我々も全部を見られたワケではないのですが、一応ザっとは見てきたつもりですw
チケットとフロアガイド(日英版) ガイドブックは日本版を購入しました |
ここの目玉作品となるレンブラントの『夜警』は確かに迫力があったし、人がたくさん集まっておりました。ただ、個人的には意外にもフェルメールの『牛乳を注ぐ女』が好きでした。サイズはすごく小さいんですけどね。
常設展はオランダの芸術と歴史の博物館といった感じでした。各階が時代別の展示になっているのですが、個人的に気に入ったのは、もちろん最上階の1900年から2000年という括りの展示でしたね。数日前にコブラ・ミュージアムで見たアペルやコンスタントの作品もありましたよ。
『ジャパン モダン』のカタログ本とリーフレット |
企画展では『ジャパン モダン』という、Elise Wesselsさんの版画コレクションの展示をやっていました。解説によると、「20世紀前半に飛躍的変化を遂げた日本社会が活き活きと映し出された版画170点の展示」とのこと。
ここに展示されていた版画は、いわゆる木版画でして、木版画というと小口木版と板目木版(小学校の図工でやるヤツですね)の2種類があるわけです。もちろん繊細な線を描ける小口木版も作品の緻密さに圧倒されるのですが、板目木版はいろんなもののデフォルメがとてもツボだったりしました。
個人的に気に入ったのが川西英さんの作品。もともとは独学で西洋スタイルのペインティングをされていたそうな。そんな背景があってか、川西さんの版画は構図も色使いも大胆で正にモダン!いつか画集か何か見つけたらぜひ購入したいです。もっともっと作品が見たいですね。
その他、風景作品も東京都内のものだと知っている場所が多く、日本人2人で(私たちですw)、「お~、あれはあそこのどこどこじゃん!」などと興奮しながら楽しみましたよ。あ!あと、フジタの猫のいる肖像画の版画もありました。好きなんだよな~、アレ。
バンクシー&ウォーホール展の Moco Museum
Moco MuseumはModern Contemporary(モダン・コンテンポラリー)の頭をとってMocoなのですが、1904年に建てられて、1939年まではある家族が住まわれていたという少し面白い美術館。実はゴッホ美術館のすぐお隣なんですね。
ここで展示されていたのは、バンクシーとウォーホールの版画作品。どちらかというとメインはバンクシーだったのかな?
図録などはなく、この厚紙1枚だけがお土産 裏にMocoMuseumと展示作品の説明が記載 |
ウォーホールは説明不要かと思いますが、バンクシーはロンドンを中心に活動する、未だに正体不明のストリート・アーティスト。知らぬ間に社会風刺的なグラフィティアートを作品だけを残してゆくし、有名美術館に自分の作品を無断で展示したりしていたとのこと。何ソレw
過去にはプロファイラーが彼が残した作品の場所を元に招待をほぼ確定したとか、インタビューを受けていた彼の友人がポロっと本名を言っちゃったとかありますが、それでもまだバンクシーの正体は分らずみたいですね。
そんな謎の覆面アーティストの作品をまとめて見ることなんて滅多にない機会だし、内容もウィットに富んでいてすごく面白い。ま、現物は建物の外に飾られているものと数点だったかな。あとは版画などの作品でした。(ウォーホールに触れないんかいっ)
奥さんはかなり気に入ったようです。なんならいろいろ見た中で一番良かったとのこと。行っておいて良かった!
ってなことで、記念撮影。
顔出しパネルあったら、そりゃやっとくよねw |
さて、恒例の「この日の夕食」
リベンジですよ。リベンジ。前回行きましたWAGAMAMAリベンジですw 前回はカツカレーと悩んだ末にラーメンを頂き、その味にひっくり返ってしまったので、ちゃんとカツカレーにしました。奥さんはDONBURIメニューから一品。
ドドン! |
まとめます
まとめることもないのだけれどw、奥さんもこれが帰国前最後の週末ってことで、あちこち見ることができて良かったなと思っております。
美術館巡りとしては、この日で終了になったワケですが、今回の旅では無理なく効率的なスケジュールを組むことができて、自画自賛するほど満足できました。
次回となる翌日はいよいよ最終日。まだちゃんと行っていなかった近所の大きな公園に行ってきましたので、その模様をお送りしたいと思います!
それでは
See You!!
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*私ヒの字は音楽制作や翻訳(音楽関係)のお仕事をしています。
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