2016年1月18日月曜日

私のルーツ音楽: マドンナ(祝 来日) 『Madonna』 + 『Like A Virgin』


はい、ヒの字です。

ちょいとコレ↑見て下さいな。30年以上も前のカセットテープなんですよ。若い世代の方にとっては化石同然、あるいは逆に新しいかなw

 
実は昨日(2016/01/17)、なんだったっけなぁのきっかけでマドンナのことを調べていたら、画像やらプロフィールと一緒に公演予定が表示され、しかも明日は私の第二の故郷テネシー州ナッシュヴィルで、そして更に、今年2月に来日するっつーじゃないですか!うわ~、日本に来るんだ~。

というワケで、引っ張り出してきたのが2本のカセットなんですが、中学生の頃にそれこそ “テープが擦り切れるほど” 繰り返し何度も何度も聴いていたんですね。今でも時々思い出しては聴いております。

はい。今回の『私のルーツ音楽』は、マドンナの『Madonna』(邦題は『バーニング・アップ』)と『Like A Virgin』です。

それでは、いってみよー!

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当時の思い出  

私がマドンナを知ったのは、小林克也さんが司会をしていた『ベストヒットU.S.A.』とか、土曜の昼のラジオでやっていた洋楽ランキング番組だったと思います。

マドンナというと、ビジュアルや生き方も含めて好きな人が多いかと思うのですが、当時中学生だった私はとにかく彼女の音楽(歌声、メロディー、アレンジ)が大好きでした。80年代前半のシンセポップというかダンスポップは、私にとってシンセとかダンスとか関係なく好きなサウンドだったんですね。

で、冒頭の紹介した写真。なんでレコードではなくカセットテープだったかというと、我が家では子供はレコードプレイヤーに触ってはいけないルールがありましてねw 最終的にはテープに落として聴くことになるし、テープに落とすにも週末まで待って父親にお願いしないといけないという煩わしさ(w)もあったので、最初からテープで購入が早いと思ったから。

それに、あの頃はカセットテープのウォークマンも普及し始めていて、我が家にもラジオが聴けるウォークマンがありました。もちろんリビングルームにもステレオがあったので、それでも聴いていましたが、ウォークマンでカセットテープを聴くのは何か特別なものだったんです。外でも好きな音楽が自分の意志で聴けるようになったワケですからね。しかもステレオのイヤホンでw


『Madonna』と『Like A Virgin』と当時の私

さてさて。デビューアルバム『Madonna』とセカンドアルバム『Like A Virgin』ですが、それぞれ1983年と1984年のリリースになります。

多くの方がセカンドアルバムのタイトルトラック「Like A Virgin」で彼女のことを初めて知ったかと思われます。私も例外ではなく、この曲がきっかけでセカンドアルバムの『Like A Virgin』を最初に手に入れています。

デビューアルバム『Madonna』は後から購入することになるのですが、このアルバムを知るきっかけとなったのが、1985年に開催された “20世紀最大のチャリティーコンサート” と言われている『Live Aid』での彼女のパフォーマンスです。

日本でも『Live Aid』が中継で放送されたのですが、マドンナのセットリストには『Like A Virgin』からの曲はなく、デビューアルバムに収録された「Holiday」、「Into The Groove」、そして後にサードアルバム『True Blue』に収録された「Love Makes the World Go Round」でした。(実家にその時に録画したビデオがどこかにあるはず)

当時はインターネッツなんてありませんから、実際にレコード屋さんに行って、その曲の入っているレコード(カセット)を探したワケですw


で、そのサウンド

はい。サウンド的な話になりますが、どちらのアルバムもシンセポップ、ダンスポップ的なものになるんでしょうけど、デビューアルバムはセカンドよりもサウンドに隙間が多いというか、簡素な印象が子供ながらにしました。今で言う “エレクトロ・ミュージック” に近い感じですかね。

それもそのはず、Wikipediaによると「Lynnドラムマシーン、Moogベース、Oberheim OB-Xシンセサイザー等の当時の最新技術が詰め込まれて」いたとのこと。正にエレクトロ・ミュージック!ちなみに今では音源ソフトやiOSアプリなどで、それに近い音や実機をサンプリングした音がカンタンに使えるようになっていますね。

そしてセカンドアルバムはより豊かなサウンドになったワケですが、共同プロデューサーとしてナイル・ロジャースがクレジットされています。もちろん当時は彼がどんな人か知りませんでしたが、名前だけはあちこちでよく聴いていました。

というのも、先日惜しくも亡くなったDavid Bowieの『Let's Dance』もそう。Duran Duranの『Notorious』もそう。Mick Jaggerのソロアルバム『She's The Boss』もそう。あの頃、大好きでよく聴いた曲のほとんどに、ナイル・ロジャースがプロデューサーとして関わっているんですよね。

ナイル・ロジャースと言えば、少し前にダフト・パンクのグラミー受賞アルバム『Random Access Memories』に参加したことで話題になりましたが、それよりも前に70年代はファンクバンドChicの中心メンバーとして活躍し、80年代は音楽シーンを代表するプロデューサーのひとりでもあったワケですね。

もう30年前のサウンドとは言え、今聴いても全然古くないどころか、ここのところ続いている80年代リバイバル的なムーヴメントの中では、ある意味で「旬」な感じですよね。


いいかげん、まとめましょうw

だいぶ長いこと話してしまいましたw 

30年前に夢中になって聴いていたマドンナの『Madonna』と『Like A Virgin』ですが、今こうして聴いてみても、子供の頃に感じたキラキラ感やウキウキ感は変わりません。それは、懐かしいからっていうのもあるかもしれないけど、シングルカットされた名曲たちは老若男女問わず、今でも多くのリスナーに愛されていると思います。

実際に、最近のマドンナのライブのセットリストをチェックしてみたら、今回紹介したアルバム2枚からシングルカットされた曲は、ほとんど入っているみたいです(メドレーも含まれますが、アンコールは「Holiday」!)。

今、自分が作る曲は、この頃のマドンナをはじめとする80年代ポップのようなダンサブルなポップとはちょっと違いますが、その音色や音の使い方、メロディーやアレンジは大好きで何度も聴いていたので、細かい要素的なものは大きく影響を受けているはずです。

ちなみに、今回の来日公演。会場はさいたまスーパー・アリーナと決して遠くはないのですが、知ったのが直前であることや、チケットがなかなかのお値段なので、残念ながら行くことはできませんw というか、SS席以外は完売しているみたいですね。さすがですわ。

そのうちテレビでやってくれねーかなーと思いつつ、おうちでおとなしくカセットを聴こうと思いますw

それでは See You


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*私ヒの字は音楽制作や翻訳(音楽関係)のお仕事をしています。
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