2014年7月6日日曜日

なにぃ?オリジナルElePopの機材がヴィンテージだって?

はい、ヒの字です。

ここでちょいと1990年代後半に作っていたという、オリジナルのElePopの機材について触れちゃおうと思ったワケです。

というのも、先日Synthtopiaというサイトで俺ちゃんが持っているConcertmate MG-1が、‘ちょっと変わったヴィンテージシンセ’ってことで紹介されていていましてね。ちょっとこいつぁすんげぇヴィンテージものだったのねということを改めて知り、その記事に多くのコメントが寄せられていたのを見て、結構持っているor持っていた人が多いのなと思いまして、こういう機材に興味ある方も多いだろうということで、今回ElePopで使っていた機材を動画と合わせて紹介するに至ったワケです。はい。

その1の1でも触れていますが、まぁ今回の目次って感じで、とりあえず機材の名前をズラズラと下記します。

1. The Realistic Moog: Concertmate MG-1(シンセサイザー)
2. Baldwin DiscoVerer(オルガン)
3. Boss Dr.Rhythm 550mkII(ドラムマシン)
4. Casio ToneBank MA-120

以上、4点になります。
それでは先ず最初に・・・

1. Realistic Concertmate MG-1(シンセサイザー)

冒頭で触れましたSynthtopiaさんの記事やウィキによると、一般消費者層のためにデザインされたシンセサイザーで、アメリカの家電屋さんRadioShackの音響機器ブランドRealistic として1980年代初頭に販売されていたようです。ただし!本体にも書いてあるんですが、"by Moog Music"なんですね。天下のMoog Music様なワケですよ。つまり、製作の部分でMoog Musicが関わっていると。すごく乱暴な言い方をすると、オモチャMoog、だけどMoog。いやぁ音も極太だし、オモチャなんて言ったら失礼だわな。確かに有名なMoogシンセにくらべると制限はあるのかもしれないけど、あれだけの音が出せたら俺ちゃんなんかには十分どぅす。まぁアレですよ、百聞は一見(一聴)にしかずってことで、Synthtopiaさんで紹介されていたビデオを見てみて下さいな。


どうです?ドラムマシン以外は全部MG-1で演奏しているとのこと。いいですねぇ。いいですねぇ。私がアメリカの中古楽器店で買った時、1995年という時代もあったのか、なんと50ドルだったんですね。今じゃオークションとかでも軽く3万円とかしているみたい。大切に使おうっと。


2. Baldwin DiscoVerer(オルガン)

っま~ぁ、この人については情報が出てこねー出てこねー。とりあえずコチラの動画をご覧下さい。


ステキなチープ・サウンドでしょ?これもアメリカの中古楽器屋で50ドルだったかな。店のオヤジが「ハモンドみてーな音が出るぜぇ」と大ウソぶっこいてくれて、やや?この人、楽器のことあまり知らないのか?だからこういう価格設定なのか?と思ったりしたが、サウンド的にはドンピシャだったので「ハモンドとは違う」と文句をたれずに購入。一緒にいた友人は「絶対にハモンドじゃないメン」と言っておりましたが、「I know I know 分かっているぜメン」と落ち着かせました。情報が出てこねー中でも分かったことは、正式名称(?)がBALDWIN Discoverer DS-50 Portable Organであるっていうこと。ただ、ポータブルって言ってる割にやたら重いってことだけ、お伝えしておきましょう(もっと言うなら落として鍵盤が1つ歯っカケじゃいっ)。サウンドは最高です。

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3. Boss Dr.Rhythm 550mkII(ドラムマシン)

あぁ、この人も使い倒したなぁ。もうパッドに印刷されてる文字なんて消えちゃってるところあるし。ElePopでも普通のロック曲でも使いましたね。ロックものだったらリアル感を出したいがためにスネアやハイハットの音を2つ作っておいたりして(そんなにリアルにはならないんだけどw)。エレクトロ系で言えば、808とか909のサウンドとかスクラッチ音(コレがなんとも微妙w 3:12くらいんところで聞けます)も入っていましたね。それから我が家では“何年かに一度、必ず歌謡曲のアレンジにぶっこまれる”と話題のラテン音楽系楽器の音もかなりありました。あと、曲中でテンポを変えたい時は、複数ソングのチェーン再生(っていうんだっけか?)とか使ったりしたし・・・。使っている方が‘リズム博士’になっちゃうくらい使いましたよ。で、最近になって分かったのは、DR550mkIIが発売されていた時代に流行っていたサウンドがあって、実にそれ以降のモデルには入ってないってこと。それは次の回でまた触れます。コチラも動画で音を確認してみてくさい。映像が鮮明ではないですが、オーバーオールな音はこのビデオが一番分かりやすいですね。



4. Casio ToneBank MA-120

さてさて、最後にコイツです。This is The オモチャ・キーボードなんですけど、シンセ/パッド系の音とかエフェクト音が最高ですね。もうね、最高です。では、ご覧下さい。


特に1:12あたりのサウンドエフェクトね。この音はずーーーーっと聴いてられます。あと、パッドで1つすごく厚みがあって、後から緩やかにビブラートが入ってくる音もあって伴奏で多用しました。あとポップコーンとかテレフォンっていうエフェクト系の音もステキだったなぁ。




はい。まぁこんな感じで90年代の後半にElePopという音楽をやっていたんですが、最初の頃はオリジナルテクノとか呼んでましたね。テクノじゃないけど。童謡っぽい電子音楽がやりたかったわけですよ、できるだけチープな機材で。当時はもちろんカセットMTRでもって、そりゃまぁピンポン録音を駆使して録音していたワケです。テープだから音も温かみがあって良かったと。まさに、ElePopのための録音手段だったのかなと思ったりしたワケです。

以上、ですかね。なんか尻つぼみな感じにはなりましたが、いつもそんなもんです。うふふ。ただね、思ったのよ。1995年とかの話自体が20年も前のヴィンテージなお話なんだよね、コレ。

えーっと、次回はDR-550mkIIも絡んでるElePop#3_2014のお話をしたいと思います。

それではLater...

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