音楽屋さんで翻訳屋さんのヒの字です。
音楽制作や翻訳(音楽関係)のお仕事をしています。ありがたいことに、私は翻訳屋さんとしてお仕事をさせていただいているワケですが(何か御座いましたら是非!)、そもそも英語に興味を持ったのが洋楽を聴くようになってからなんですね。とは言え、The Beatlesを聴いていた時は、英語とか特に気にしていなかったのでしょうかねぇ。あまりに子供の頃の話なので親に確認してみないと分からないです。
ただ、自覚している部分では、その後大好きになったあるバンドの曲の邦題と原題を比べて、「コレが悪魔という意味?」とか「コレが地獄という意味?」という風に、周りの大人に訊ねていたことはなんとなく憶えていたりしますし、歌詞に関しても聞こえてきたままのデタラメ英語で歌っていたので、地元で行なわれたフィルムコンサートなどでは、大きな声で歌っている私の顔をジロジロ見ていた大人の人たちのこともよく憶えていますw
そんなことで近所の英会話教室に通ったりするようになるんですが、そのきっかけとなったバンドというのは、既に「悪魔」や「地獄」というキーワードで出ているのでお分かりかと思います。はい、KISSです。
KISSについては先日来日した時に色々とというか、くどくどと思うことなどを書きましたが、今回は私が初めて買ってもらったレコードというで、KISSの「Rock and Roll All Night」になります。
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おそらく以前も書いたかと思うのですが、私が初めてKISSを知ったのがテレビのニュースで彼らの初来日を報じた時のことだと親から聞いています。6歳くらいだった私は、あの風貌を怖がりコタツにもぐりながらニュースを見ていたようですが、どういうワケか曲は気に入ったみたいですね。
こういう書き方をしているのは、やっぱり自分でちゃんと憶えていないんですよねw 私の記憶には既にKISSに夢中になっている子供の自分しかいないんですよ。それから自分で憶えているのは、やはりあの時に受けた衝撃ですよね。あのルックスとパフォーマンス、そして彼らの音楽ですね。
我が家には立派なステレオセットがあり、レコードプレイヤーなどは絶対に子供が触ってはいけないものでした。それでもレコードが聴きたいので、買い与えられたのが、テントウムシの形をしたポータブル・レコードプレイヤーです。スクラッチもコレで学びましたw
小さいスピーカーなのでボリュームを上げすぎれば、もちろん音が歪みます。でも子供の頃の私なんて、そんなことを知っているワケがありません。KISSの「Rock and Roll All Nite」を大きな音で聴きたかった私が、ボリュームを上げて針を落としたら、その小さなスピーカから歪んだ爆音で、あのドラムビートが聞こえたワケです。あの迫力と床から感じた振動は、今でも忘れませんね。
あと、このレコードにおけるジーンの声も、タンバリンも大好きだったんですが、やはりサビのシングアロング・パートですね。大合唱ってのは今でも大好きなんですが、それはここからきているんだろうなって思っています。
あとはレコードのジャケットですよね。ステージではあんな格好をしているのに、このジャケットではスーツなんですよね。しかもジーンの靴を見てやって下さいよ。ガニ股なのも私的にはツボだったのですが、この靴には何故かシビれましたね。なんか変なんですかね?w ちなみにコレです↓
はぁ…カッコ良すぎる。今はピーター(ネコ)の表情がやたらと気になって笑っちゃうんですけどねw
ちなみに右下をよくみてみると「¥500」って印刷されていますね。当時はシングルが500円だったんですねぇ。
KISSは2度目の来日時に、弟が腹の中にいた母親と叔母と3人(正確には4人w)で武道館公演を観ました。生まれて初めてのコンサートにしてKISSの武道館。当時の私は7歳。こんな経験をさせてもらった子供はそう多くはないと思います。これは母親に感謝ですね。
で、この来日後にKISSは少しのあいだ活動休止してしまい、私もすこし洋楽から離れてしまうのですが、KISSと再会したのは彼らがメイクを落としてからのことになります。その話はまた後ほど。(KISSについては色んなエピソードがあり過ぎるのですw)
そんなワケで、最後に「Rock and Roll All Nite」を聴きながらお別れです。やっぱりエヴリデイ、あぁ!
それでは
See you !
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