はい、ヒの字です。
前回お話ししましたKISSの来日公演(1978年)に一緒に行った叔母なのですが、通っていた写真学校が東京だったり、当時はまだ結婚もしていなかったので、新しいモノに詳しい年上のお姉さんみたいな存在でした。
私の記憶が間違っていなければ、YMOはその叔母から教えてもらったグループだったと思います。そんなワケで今回はYMOとの出会いをお話ししてみようと思います。
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子供の頃に祖父母の家に遊びに行くと、叔母がいればほぼ必ず叔母の部屋にも行ったりしたんですが、その部屋は全体的にインテリアがモダンで、レコードプレイヤーとラジオチューナーとアンプとスピーカーとレコードラックが1つになった、もはや家具のような大きなステレオがあり、ダーツゲームの的が壁に掛けてあったりしたので、当時の私にとっては、なんだか海外風ですごく大人な空間でしたね。
ある日、その叔母の部屋にあった重厚感のあるステレオで聴かせてもらったのが、YMOのベストアルバム『×∞MULTIPLIES』でした。ジャケはちょっと気味悪かったんですがw、そのサウンドに圧倒されてしまった私は、すぐにテープに録音してもらい、そりゃあもう何度も何度も聴きましたよ。
曲やアレンジが良かったのはもちろんなのですが、ゲームセンターに置いてあったブロック崩しやインベーダー・ゲーム、家でもゲームができるようになったファミコンなど、ゲームの音で音楽をやっているような感動もあったりして、すっかりドツボにハマってしまったんですね。
アレンジって点では、シンセサイザーでしか出せないような音があるワケで、メインメロディーの裏で鳴っている別のメロディーや効果音にいちいち反応しちゃいますよね。ボコーダーなんかも相当驚きましたよ。ロボットが歌ってる~っ!みたいなw
当時なにかのテレビ番組でチラっと見たYMOのライブ映像で、実物のシンセサイザーってものを知るんですが、これもまた大きな衝撃でしたね。コンピューターに鍵盤がついていて、それを操作しながら演奏するってナニよコレ!?って感じでw すべてにおいて未来を感じちゃったワケですよ。
これはかなりの余談にはなるのですが、小学校6年生の時の運動会で学年のお遊戯みたいな出し物でライディーンを踊ったりもしました。今から考えると、とてもシュールな絵だったのではないかと思いますよ。どこかに映像で残ってないかな~w
そんなワケで、子供の頃にYMOを聴く機会がなかったら、私が90年代にElePopシリーズをやることもなかっただろうし、今のようにiOSアプリで音楽を作るにしても、また違ったアプローチだったんじゃないかなと思います。
さて、アルバム『×∞MULTIPLIES』で一番好きだった曲は?というとなかなか選べなかったりするんですが、回数的に一番聴いた曲は?といったら迷わずこの曲。今回はソレを聴きながらお別れです。
それでは See You !
MULTIPLIES by Yellow Magic Orchestra
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*私ヒの字は音楽制作や翻訳(音楽関係)のお仕事をしています。
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