2016年7月5日火曜日

アムステルダム旅行記 DAY2: BABYMETALライブ in ケルン(後編)


はい、ヒの字です。

前回は、アムステルダムから電車へケルンへ移動。BABYMETALのライブ会場となるLive Music Hallへ到着し、現地ファンと話しながら長い列で待ち、問題発生しつつも無事に会場入りできて、グッズも買い、立ち位置も決まり、いよいよライブが始まりますってところで終わりました。

今回は、BABYMETAL Live in Live Music Hall in ケルンの様子を中心にお送りします。



それでは、いってみよー!


スポンサードリンク

まずは、ライヴ・レヴュー

やはりキャパが2千人ほどの会場は思っていたとおり私にとっては大きさが調度良く、サウンドブース真横からはオーディエンスを挟んだステージとの距離感も良かったです。しかしまぁ、ドイツ人の皆さんは背が高く、両腕でキツネサインを出されるとすっかり前が見えなくなりましたよw

基本的には、ステージ上の女の子3人と神バンドは普通の状態で上半身しか見えませんでしたが、メンバーそれぞれの表情は確認できました。ちなみに奥さんは途中から何も見えなくなったそうですw

さてさて、1曲目の「BABYMETAL DEATH」で神バンドによる大迫力の生演奏をバックに、女の子3人がフードタオルを被って登場。その印象は、「ちっさ!」でしたw 一番長身のSU-METALが160cmちょいなのだから、そりゃ当たり前なんですけどね。それでもフードタオルを取り、キメのポーズからダンスを始めたら大きく見え始めたのも印象的でした。

「BABYMETAL DEATH」で会場のボルテージが一気に上がったところで、海外でも人気の高い「ギミチョコ!」。イントロでは神バンドの皆さんも動きまくりで、ノリノリのBOHさん(ベース)からも目が離せませんw フロント3人もダンスのキレの良いこと!ギターソロでは手拍子の煽りありでしたが(そして前が見えなくなるw)、アメリカでやっていたチョコレートのくだりはありませんでした。

続いて「いいね!」。この曲もライヴには欠かせません。途中の「セイ、ホ~オ!」のくだりで、SU-METALが完全にカタカナで「ケールーンッ!」ってオーディエンスに言わせてたのが微笑ましかったです。

次曲は、そのSU-METALのソロとなる「Amore」。改めて良く通る透明感のある声だな~、歌が上手いな~と思ったし、やっぱりイケメンw あ、あと、噂に聞いていた「汗しぶき」も見ました!アレはもうホントに格闘技を見ているかのようでしたよ。

そして、果たしてドイツでこの曲をパフォーマンスできるのかと少し問題視されていた「メタ太郎」。問題あるどころか、ドイツの皆さんも「メッタータロ メッタータロ」と大合唱でしたよ。例の振り付けを一緒にやっている人も結構いたしw 個人的に大好きな曲のひとつ。

さてさて、お次はBLACK BABYMETALの「Sis. Anger」。この欧州ツアーで解禁となった同曲は既にYouTubeでみていましたが、思っていた以上に衝撃的でした。とりあえず、ただただ目の前で起こっていることを「ほわ~…」と凝視していただけでしたね。アレを生演奏でやっちゃうか~と(青山神のブラストビート炸裂!)。そして、コレで激しく踊りながら歌っちゃうか~と。

さぁお待たせしました神バンド・ソロコーナーからの「Catch me if you can」。奥さんは神バンドソロを初めてちゃんとみて、ギターの大神さんと小神さんがネックを見ないで早弾きしていたことや、BOHさんの超絶ベースプレイに驚いていましたw この曲でお馴染みとなったサークルピットの煽りでは、目の前にいる人々のあいだから、かなりの速度でサークルピットが動いているのが見えましたよ。この曲はサビがキャッチーだから無条件に盛り上がっちゃいますね。

ここから「メギツネ」と「KARATE」の名曲オンパレード。「KARATE」はまだ新しい曲なのに、もはや名曲の域になっていますよね。USツアーで発展していった「エヴリバディ・ジャンプ」体験も楽しみにしていました。「メギツネ」の「なめたらいかんぜよ!」は現地の人もちゃんとおさえているみたいで、一緒に言っていたのがすごく印象的でしたね。いずれの曲も煽りからのジャンプで会場がもぐらたたきみたいになってしましたよw ステージが全く見えなくなるし!私もジャンプしましたけどねw そりゃ、飛びますよねw 

この後、いつもはクロージングの曲となっていた「Road of Resistance」のSEが流れ始めます。オーディエンスの一部が「ウォール・オブ・デス」コールで盛り上がっていましたが、私は「あれ?もしかしてイジメ終わりに変更なのかな?」と思いつつも、曲に集中しました。

この曲は2014年の終わりにイギリスで初披露されてから大好きな曲で、何度も何度も聴いてきた曲なので、それをいよいよドイツのライヴで見られるのはとても感慨深かったです。現場ではそんな感慨に浸っている間もなかったんですけどねw SU-METALとオーディエンスだけで「うぉーおーおーおー」と歌うパートでは、その声の大きさがハコの中でただ反響したってもんではなく、その声を伝える空気自体が大きく膨らんでハコがボムっと動いたくらいの威力がありましたね。やはり人の声ってすげ~と体で感じた瞬間でした。あんな体験は今までなかったです。アレがいわゆる「気」ってヤツなんですかねぇ。オラ、おどれ~たぞ。

そして、この日の最後を締めくくったのは壮大なバラード曲「THE ONE」。この曲はプログレっぽい展開があるので生演奏で聴きたかったし、歌詞も英語バージョンなので楽しみにしていた曲。それにモモンガ衣装もありますしねw シングアロング・パートはやっぱりいいですね。汗だくの会場がしっかり「ひとつ(ONE)」になった瞬間でした。

セットリスト
BABYMETAL: at Music Live Hall, Cologne, Germany
July 7, 2016

 1. BABYMETAL DEATH
 2. ギミチョコ!
 3. いいね!
 4. Amore - 蒼星 -
 5. Meta!メタ太郎
 6. Sis. Anger
 7. Catch me if you can
 8. メギツネ
 9. KARATE
10. Road of Resistance
11. THE ONE

ライブ終了DEATH!


疑問が残ったエンディング


「THE ONE」が終わったあと、オーディエンスはアンコールがあるものとコールしながら待ったのですが、コンサートはそのまま終わってしまいました。アンコールもなければ、「See You」もナシです。

横にいるサウンドのお兄さんを見ると、ボードのスイッチ類を弄りながら首を横に振っていました。そのうちに会場にBGMが流されて片付けも始まり、ショーが完全に終わったことが告げられます。

これ以上待っていても…と諦めた我々が外に出ると、会場入り口には救急車が2台ほど止まっていました(上の写真参照)。これは何かあったに違いないと。

公演後に、この件がネットで大きな話題となり、いろいろな憶測が飛び交ったのですが、救急車は万が一のために待機していたとのこと、そしてライブ中断は機材トラブルが原因とのこと(公式にアナウンスがあったと海外のサイトで話されています)だそうです。

実際のところは何だったのか。それは運営側にしか分からないことではありましたが、会場となったLive Music Hallは常に換気が問題になっており、よく熱中症で人が倒れるといった話が多くあるようです。私と奥さんはサウンドブースの横にいたので、人に囲まれてしまう状況ではなかったのがラッキーだったのかも知れませんね。

いずれにせよ、初めてのBABYMETALライヴにして、貴重な体験をしたという感じです。ライヴ自体はやっぱり最高に良かったです。強いて言うなら、セットリストに入っていたであろう「イジメ、ダメ、ゼッタイ」と「あわだまフィーバー」が聴けなかったのが残念でしたね。


会場前であの人と記念撮影


ライブ終了後に入り口付近にいると、このツアーが始まってからネットで話題になっていた「ピカチュー先輩」が外に出てきました。ちょうど目があったのもあり、「ミスター、一緒に写真を撮ってくれませんか?」とお願いしたところ、快くOKしてくださいました。ライブのエンディングついて話をしながらになってしまったので、ピカチュー先輩の目線が外れていますけどねw


ピカチュー先輩はとても話し方が落ち着いていて、知性すら感じてしまったのですが、普段はどんなお仕事をされているのか、とても気になる方です。


ケルン駅へ戻ります


会場からケルン駅に戻るにあたり、電車というオプションを選んだ我々ですが、これがまたややこしいw いろんな人に聞きまくり、ホームも何度か移動しながら、なんとかケルン駅に到着。とりあえず駅の外に出ると、大聖堂がライトアップされていてキレイでした。

夜のケルン大聖堂

その後、結局は駅構内に戻って豚肉を扱うレストラン「Schweinske」で夕食。壁に飾ってある絵はすべてが豚さんモチーフで面白かったです。私はドイツってことでシュニッツェル、奥さんはミートソースのパスタをいただきましたよ。

お皿にも豚さんの鼻マークw

それからホテルに戻ってライブグッズを広げてみましたよ。

CDはもちろんEU盤!

はい。いろいろとあったライブでしたが、とりあえずBABYMETALの皆さん、外の国からやってきたファンの皆さん、そして私の奥さん、お疲れ様でした~。

日本に戻ってから、このケルン公演の映像が続々とネットにアップされ、それらをみてみたのですが、それが角度のせいなのか分かりませんが、どうも自分がみて感じたものと上手くリンクしないんですよね。Twitterでも呟いたのですが、自分がみたものは実は夢だったんじゃないか?それこそドイツのケルンまで行ってキツネ様に化かされたんだろうか?などと、ふと思ったりしちゃったりw

そんなワケで、ケルンの初日はこれにて終了。翌日はケルン観光からアムステルダムに戻ります。


それでは
See You!


関連記事:

・アムステルダム旅行記 DAY2: BABYMETALライブ in ケルン(前編) 

旅行記の続きはコチラから↓
アムステルダム旅行記 DAY3:  ケルン2日目(ケルン大聖堂、ルートヴィヒ美術館など)


**************************************

*私ヒの字は音楽制作や翻訳(音楽関係)のお仕事をしています。
  制作した音楽やお仕事の詳細は下のリンクからご覧いただけます。

  → ヒの字 (Hideki Inoue) Homepage


スポンサードリンク