2016年7月15日金曜日

Retrospecs :写真をレトロコンピュータやゲーム機のように加工しよう!(追記あり)


はい、ヒの字です。

はい。今回は、iPhone/iPadで写真を70年代から90年代のレトロコンピュータやゲーム機のように加工できるアプリ、Retrospecs を紹介しますよ!

Retrospecs は、リリース以降も頻繁にアップデートされており、新しい機能が続々と追加されていたりして、デベロパーさんの真剣さとレトロコンピュータやゲーム機への深い情熱が感じられるアプリです。



それでは、いってみよー!


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まずは機能の紹介


とりあえずアプリを開くと下のような画面になります。


画面下のカメラ・マークで撮影してから加工、ファイル・マークでカメラロールにある写真を加工します。

右上の三本線はセッティングで、アプリ内アルバムの表示オプション、カメラ・セッティング、コンバーター・オプションの設定ができます。

このセッティング画面からアプリのホームページに飛ぶこともできます。また、Creditsをタップするとクレジット画面に切り替わるんですが、レトロ・ゲームのようなアニメーションとクレジットが表示されて楽しいですよ!

撮影後、あるいはカメラロールから写真を選択すると、下の画面が表示されます。これが「Converter」(コンバーター)画面となります。


「Converter」画面では、写真の下に40種類以上(v1.15の時点で42種類)のレトロ・コンピュータやゲーム機のサンプル画像が並んでいるので、好きな「 System 」を選んでタップします。ここから必要に応じて「 Mode 」、「 Dither 」、「Filters」(追記:v1.16で「 Options 」に変更になりました。)で細かい調整をしていくだけです。

また、「 System 」の中には「 Custom 」(カスタム)というのがあって、「 Engine 」、「 Config 」、「 Palette 」、そして「 Screen 」というメニューから、自分だけの「カスタム・システム」の作成が可能になります。

注意点としては、「 System 」の種類によってはサイズが変わり、写真の上下が切り取られてしまうということ。その時は、右下のCrop マークをタップして上下の調整してあげます。「 System 」によっては、うまく調整できない場合もあるので、その時は潔く諦めましょうw

そして、加工が終わったら右上のSaveをタップします。するとアプリ内のアルバムと、iPhone/iPadのカメラロールの両方に保存ができますよ。これは最初のセッティング画面で変更することも可能です。

どうです?すごくカンタンでしょ?


頻繁アップデート&デベロパーさんの情熱


Retrospecs は2014年夏のリリース以降、どんなに長くても3、4ヶ月の間隔(最初のうちは1ヶ月!)でアップデートされていて、パフォーマンスの改善や新機能の追加が行なわれています。

そのアプデ内容の細やかさは、ホントにコンピューター・ギークのレベルです(もちろん褒め言葉)。アプデの詳細を読んでみても、ちょっと名称だけ知っているくらいの私のレベルでは半分も理解できていません。

実は、このアプリのデベロパーさんがレトロ・コンピュータやゲーム機が大好きな方のようで、その辺りがホームページに書いてありましたよ。

デベロパーさんは少年時代に米マイクロコンピュータ専門誌『Byte』を愛読していたそうで、 その雑誌の中で見つけた、欲しくてたまらない!と思ったコンピューター・システムへのトリビュートをコンセプトに、Retrospecs のアイディアをあたためていたとのことです。

また、「フルタイムの仕事をしながらなのでアプリの作業は週末のみ」と話されていますが、アップデートの頻度と内容には感服するし、何しろデベロパーさんのRetrospecsにたいする情熱を感じずにはいられませんね。

更に、ホームページでさらっと言及されているのですが、今後のアップデートでビデオにも対応するようです。これはますます楽しみです!

(追記:この記事を公開した時は、v1.15にアップデートされた直後だったのですが、なんと3日後にv1.16にアップデートされました。詳細によると、カスタム・エミュレーション・エディターのUIに「恥ずかしいバグ」があったのこと。それで、「お詫びに6つのカスタム・フォントを追加しました」って、どれだけ真面目なんだろうw そゆとこ、すごく好きです。)

最後にサンプル画像といきましょう


それではホームページのサンプル画像を参考に、同じく12種類の「 System 」と微調整で、私も画像を加工してみましたのでご覧ください。元の写真はすべて同じものですので、予めご了承下さい。

ZX Spectrum (Bright only)
Atkinson

Commodore 64 (Multicolor, Pepto)
Bayer 8x8

Teletext
Floyd-Steinberg

IBM EGA
Stucki

ZX80/81
No dither

Atari 400/800 (CTIA - PAL)
Floyd-Steinberg

Nintendo Game Boy
Floyd-Steinberg

Archimedes 160x256 x 256
Bayer 8x8

Atari ST (320x200)
Bayer 8x8

Commodore 16/+4 (CBMSCII)
Atkinson

Pebble Smart Watch
Atkinson

Camputers Lynx
Bayer 8x8

はい。こんな感じです。

実機を知っている世代には懐かしく、若い世代には新鮮なエフェクトを楽しめる写真加工アプリRetrospecs。今後のアップデートが楽しみです!次は秋かな~?(追記:3日後でした~w)

ってことで今回はここまで。


それでは
See You !!

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*私ヒの字は音楽制作や翻訳(音楽関係)のお仕事をしています。
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