2016年7月7日木曜日

アムステルダム旅行記 DAY3: ケルン2日目(ケルン大聖堂、ルートヴィヒ美術館など)


はい、ヒの字です。

はいよはいよー。アムステルダム旅行記の3回目。BABYMETALライヴの翌日は、ケルン観光となります。

圧倒的な大きさのケルン大聖堂から、「愛の南京錠」でお馴染みのホーエンツォレルン橋、そして近代・現代アートがたくさん展示されているルートヴィヒ美術館へ行ってきましたよ。今回は写真多めです。



それでは、いってみよー!


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まずは腹ごしらえでしょ!


ライブ翌日にもかかわらず、相変わらずの時差ボケで割と朝早めにパキーンと目が覚めた私。奥さんはまだ寝ていたのですが、適当に着替えてからホテルが提供するコンチネンタル・ブレックファーストを頂きましたよ。

そして、まぁまぁそこそこギリギリの感じでチェックアウトして、ケルン中央駅へ向いました。

サタデーナイトフィーバーではないです

ホテルを出て直ぐのところに、前日ライブ会場への移動中に市内のあちこちで見つけた大きな広告シリーズのひとつが。どうやらカフェインばりばりのドリンクの広告みたいです。あぁ、だから目がそんな感じなのね。

「wachtraud」とはドイツ語の「白昼夢」を
捩った造語みたいです

とりあえずケルン駅周辺にはレストランがたくさんあったのですが、せっかくなのでドイツらしい店ということで、完全に飛び込みで「Gaffel am Dom」というお店へ。

ビ-ルのボトルがたくさん飾られています

中へ入るとすごく広く、長いテーブルが並んでいます。コレ、所謂ドイツのビアホールで大勢の仲間たちと肩を組んで歌を歌いながらガブガブとビールを飲むヤツじゃん!って感じw

広~い店内。内装も雰囲気もステキです。

テーブルにつくと、浦沢直樹先生のマンガに出てきそうな細身のベテラン・ウェイターがやってきて、とりあえず奥さんはケルシュ(ケルンで醸造されている伝統的なビール)を、そして私はアルコールがダメなのでアップルジュースをいただくことに。

私もビールを飲んでいる風w 
奥さんは美味しそうに「プハーっ」 
おかわり3杯しました

さて何を食べましょうかねってところで、私はドイツなんだからブラットワーストとサワークラウトに決まっとるわい!とメニューから「Over-sized Bratwrust(特大ブラットワーストw)」を見つけてオーダー。ついでに、オニオンスープも。

奥さんは「ケルン・キャビア」なるものに興味あるということで、それを伝えると、ウェイターさんが「キャビアと言う名前だけど所謂キャビアではなく、血のソーセージですよ」と。そういった食べ物に目がない我々はテンションが上がってしまいましたよ。もちろん、チェンジすることなくそれをオーダー。

ブラットワーストは特大すぎた~!
ケルン・キャビアはレッド・オニオンと一緒に

ブラットワーストはホントに特大でビックリしましたが、期待通りの美味しさで満足。そして問題のケルン・キャビア。レッドオニオンと一緒にいただくのですが、コレがまた期待を超える美味しさで大満足。そっち系の食べ物が得意な方はゼッタイオススメです。


ケルン大聖堂


とにかくデカイ!もう正面から全体の写真を撮ろうとしたら、どんだけ離れなきゃいかんのさ!ってくらいデカイですw ここで、こんな時のためにと持参したクリップ式の広角レンズの登場です。しかし、レンズを付けて地面スレスレから画面を確認出来ない状態で撮ってもギリギリだったというw

広角レンズなのでちょっと曲がってしまったw

世界遺産に登録されているゴシック様式建築のケルン大聖堂。実は今あるものが3代目なんだそうです。13世紀に立て始められ600年以上もかけて完成するも、第二次世界大戦時の空爆で一部が壊されてしまい、現在も戦前の形に戻すための復旧工事が行なわれているとのこと。

メイン入り口の装飾と彫刻は緻密で、かつ迫力もあって圧倒されましたね。これらの彫刻をひとつひとつ見ているだけでも数時間を費やしてしまいそうです。


中に入ると観光客は沢山いるのですが、やはり神聖な場所ですからシーンとした感じ。あちらこちらでお祈りしている人もいました。交差する尖り頭のアーチが連なる天井はものすごく高く、高窓やステンドグラスから差し込む太陽の光がやわらかかったです。


この大聖堂と言えばステンドグラスも大きなみどころのひとつ。下の写真は正面の奥にあるもの。この左側後方にはゲルハルト・リヒターによる抽象的で幾何学的なデザインのステンドグラスもあります。


今回紹介している写真は少ないですが(実際はあちこち撮りまくりw)、壁にはステンドグラス、彫刻、石像、フレスコ画などなど、床は床でこれまた繊細な模様のモザイクが施してあり、どこを向いても「うわ~ぁ…」と見入るばかり。

実は私も奥さんも同じ大学で、旧約・新約聖書のクラスが必須科目だったのですが、何か見ては「アレってドレソレの話のヤツだよね~ぇ」「そうだったっけね~ぇ」という感じでした。まぁ、かなり前の記憶ですのでねw そんなユルイ感じで大聖堂の外に出ました。


ホーエンツォレルン橋


この後、ルートヴィヒ美術館へ行く前にライン川を見ておこうってことでホーエンツォレルン橋へ。ルートヴィヒ美術館の外や橋の手前には路上パフォーマーもチラリホラリ(ひとりは何故かタキシード姿でカラオケショーをやっていたw)。

ドイツでライン川というと、ローレライを思い出してしまう私。妖精となったローレライの美しい歌声に船乗り達が惑わされるという伝説がありますが…(すげー簡略化)。ま、ホーエンツォレルン橋からその場所はだいぶ遠いんですけどね。

橋からライン川の眺め

さて、この橋は、お互いの名前を彫った南京錠を橋に掛けて永遠の愛を誓うのが有名で、橋のフェンスには数え切れないほどの南京錠が掛かっています。実際に見てみると、南京錠どころか「コレ、自転車の鍵だろ!?」ってものや、「こんなデカイ鍵どこで見つけたんっ!?」というもツッコミどころ満載なものもありました。

でも、基本的にはABUS(アバス→メタルバンドではない)というメイカーのものが多く、そしたらすかさず奥さんが某ボディービルダー芸人のネタをしたのでパチリ(パチリは古い)。

ABUSってことで「アバー!」

「永遠の愛を誓う」場所で、おちゃらけてばかりの我々でしたとさw


ルートヴィヒ美術館


さぁ、やってまいりました。モダン&コンテンポラリー・アートの宝庫、今年40周年を迎えたルートヴィヒ美術館です。

小さく奥さんが写っています

入場時に頂いたガイドによると、この美術館はハウブリヒ・コレクション(1914年から1939年の作品)とルートヴィヒ・コレクション(モダンアート中心)を合わせて、1976年にヴァルラフ・リヒャルツ美術館から独立して設立されたんだそうです。

また、ヨーロッパ最大のポップアート・コレクション、世界3大のピカソ・コレクション、そしてドイツ表現主義のコレクションが見どころとのこと。

ときどき美術館って、あるアーティストの「らしくない」作品を展示してあることがありますよね。それはそれで珍しかったりするのですが、ルートヴィヒ美術館はそれぞれのアーティストの「らしい」作品、つまり美術本などで目にする機会の多い作品を一堂に集めて展示しているんです。20世紀アートだったら、ここに来れば完璧と言っても過言ではないですね。

それから世界3大を謳っているだけあって、ピカソ・コレクションもかなりの見応えがありました。同じ場所にはドイツ表現主義のマックス・ベックマンの作品も数多くあって、その独特な世界観に引き込まれてしまいましたね。

チケット、ガイドブック、企画展の案内

そして我々が行った時は、『Fernand Leger:Painting in Space』というフェルナン・レジェの企画展をやっていました(7/3で終了)。レジェが手掛けた舞台美術やフィルム、ビルや教会のスケッチなどをはじめとする多くの作品が展示されていました。

色彩豊かなデザイン画の一部なんて、IKEAクッションとかのデザインまんまじゃん!みたいなものもあったりしましたよw

コンテンポラリー・アートの階は、「なんじゃこりゃ!?」というものも多くてすごく刺激になりました。インスタレーションものや映像ものの部屋も多くて、そのひとつひとつが独特な空間になっており、短時間で処理していくのが大変なものもありましたけどねw

実はルートヴィヒ美術館は、他の欧州にある殆どの美術館同様に、フラッシュなしなら撮影OKだったのですが、すっかり「みるモード」になってしまい写真を撮るのを忘れてましたw ちと残念。

あ!そうだそうだ。腐ったチョコレートの作品は、その近くにいくだけで鼻が曲がるほどの臭さなので、行く人は気を付けて下さい。最初はチョコレートだと分からないから、それを知った時の衝撃たるやってヤツですw 


気付けばもう帰りの時間


美術館を出てミュージアム・ショップで少し買い物をして、大聖堂の近くにあるお土産ショップに寄ったら(ベタなお土産を買いましたよw)、もう帰りの電車の時間になっていました。そろそろケルン中央駅に向いましょう。

美術館の前からみたケルン駅

我が家では行った先のスタバ・マグカップを集めているので、駅の中にあるスタバに寄りコーヒーとマグカップをささっと買って駅のホームへ。コーヒーに名前を書いてもらったけど、スペルがめちゃくちゃだったのはご愛敬w

ケルン駅のホームで電車を待ちます。

ここからまた3時間弱の電車の旅。『世界の車窓から』みたいな風景を楽しみながらアムステルダムへ。途中で奥さんが「腹減った~」と食堂車へ行ったっきりなかなか帰ってこなくて、どうしたのかと思ったら、自分用のサブサンドイッチと私用にとベリーソースのかかったワッフルを持ち帰り、食堂車が凄かった!と大興奮w

私も行って写真を撮れば良かった~(そればっかりw)とかなんとか言っている間に、アムステルダム・セントラル・ステーションに到着です。

アムステルダム・セントラル・ステーション
これで夜の8時過ぎ

そんなこんなで、BABYMETALライヴから始まったケルンの旅が終了しました。

以前、仕事でドイツに行った時にはこんなにゆっくりといろいろみたり食べたりできなったので、2日間の短い旅でしたがかなりの充実感。

次回はアムステルダムに戻って私、ヒの字の「ヒぃ散歩」。10年前に行った場所を再訪しますよ。


それでは
See You !!

旅行記の続きはコチラからどうぞ↓
・アムステルダム旅行記 DAY4: 10年前に行った場所を再訪


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*私ヒの字は音楽制作や翻訳(音楽関係)のお仕事をしています。
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